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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

「浜崎の頃にはCDなくなると思っていた」
松浦勝人社長が激白!“脱音楽”の核心
エイベックスはなぜ変わったか【前編】

週刊ダイヤモンド編集部 森川 潤
2013年9月27日
著者・コラム紹介バックナンバー
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 エイベックスと名を聴いて、どんなイメージを思い浮かべるだろうか?

 1990年代に世間を熱狂の渦に巻き込んだ小室哲哉、国民的スターとして輝きを放ち続ける安室奈美恵、もう少し若い世代であれば浜崎あゆみ、大塚愛、EXILEなどの人気歌手、もしくはプロデューサーとして、多くのアーティストを手がけた松浦勝人社長を思い浮かべる人もいるかもしれない。

 いずれにせよ、多くの人々には「音楽会社」というイメージが染み付いているだろう。

 だが、CDを含む音楽ソフト市場が98年をピークに今や半分以下に減少しており、音楽業界はジリ貧にあえいでいる。国民1億人が熱狂するような歌手は登場しにくくなり、テレビなどマスメディアを駆使したプロモーションなども効果がほとんど出なくなった。エイベックスも多分にもれずで、かつてのように大ヒットは量産できなくなっている。

まつうら・まさと
1964年神奈川県生まれ。日本大学経済学部卒業。エイベックス・グループ・ホールディングス社長。1983年日本大学経済学部に入学し、1984年貸しレコード店「友&愛」にアルバイトとして入る。1986年に「ミニマックス」を設立。代表取締役になり、「友&愛」上大岡店の経営を行う。1987年「エイベックス・ディー・ディー」を東京都町田市に設立し、レコード輸入卸販売業を始める。1990年に自社音楽レーベル「avex trax」を設立し、「JULIANA’S TOKYO」CDシリーズなど様々なダンスコンピレーションアルバムを発売。1993年に邦楽第一弾アーティストTRFがデビュー。Every Little Thing、浜崎あゆみ、倖田來未、EXILEほか数々のアーティストを手掛ける。2004年から現職のエイベックス・グループ・ホールディングス代表取締役社長就任。

 「今まで同じことをしていても全く意味がない」

 試行錯誤の末、エイベックスが断行したのは、CD全盛期の風雲児として業界で築き上げてきた成功にすがるのではなく、むしろ“音楽依存”に見切りを付けること。そのスピードは凄まじく、3年前に6割近くを占めていた音楽事業の構成比は、今やわずか2割強にまで減少している。

 完全な業態変化を遂げて、もはや「音楽会社」という枠では括れない存在になったのだ。

 新たに利益の柱になっているのは映像配信事業。09年からNTTドコモと始めた「BeeTV」「dビデオ」など定額配信サービスの会員数は今や合計600万人を超えた。会社全体の売上高や営業利益も過去最高を更新している。

 週刊ダイヤモンドでは9月14日号の第2特集で「音楽会社じゃない!エイベックスの正体」を掲載。その特集が電子書籍化して発売されるのに合わせ、創業者で経営の舵を取る松浦勝人社長への独占インタビュー(抜粋版)を掲載する。

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