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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

バレたらクビ!現役サムスン社員・覆面座談会

「週刊ダイヤモンド」11月16日号特集
【サムスン 日本を追いつめた“二番手商法”の限界】拡大版

週刊ダイヤモンド編集部
2013年11月15日
著者・コラム紹介バックナンバー
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社内事情を、マスコミをはじめ外部に漏らしたらクビ──。厳しい情報管理で知られるサムスンだが、韓国で勤務する現役の日本人サムスン社員が、あえて覆面座談会に出席してくれた。知られざる“サムスンマン”の実態とは? 「週刊ダイヤモンド」11月16日号特集 【サムスン 日本を追いつめた“二番手商法”の限界】より、本誌では盛り込めなかった話も含め、拡充版をお届けする。

Aさん 最初に確認ですが、これって名前も所属も出ませんよね? 実は最近、本社から「ダイヤモンドの記者に会ったらクビだ」と、わざわざ釘を差されたんですよ。

Bさん 私は日経(日本経済新聞)もあかんって言われました。せやから、イニシャルもなしで頼みます。

――わかりました。しかし、うわさ通り社外への情報流出には厳しいですね。

Cさん そりゃあ、社員のことも信じてへんからね。“地獄の門”は見た? 受付の横にある、空港のセキュリティと同じようなあのゲート。「行きはよいよい帰りは怖い」で、入るときは簡単やけど、出るときは金属探知機を通らんといかん。何か持ち出そうとしとるのが見つかったら、えらいことになる。

Dさん 会社に入る前に専用のシール(右写真)を配られて、それで携帯電話のカメラをふさぐんです。SIMカードにも貼ります。剥がすとわかるようになっていて、ゲートの検査でそれが判明すると没収ですね。シールを貼るのが嫌な人は専用のアプリをダウンロードします。そうすると、自動的に社内では携帯電話のカメラが起動しなくなる。

――紙の持ち出しも難しいですか。

Aさん 不可能ですね。コピー用紙に金属チップが埋め込まれていて、それがゲートで引っかかります。そのチップだけ紙からくり抜けば持ち出せるのかもしれないけど、怖くてチャレンジできませんね。

Bさん 印刷すると、背景にバーっとサムスンのロゴと、社員番号が自動で入る。仮に持ち出せたとしても、それが外で出回ったら誰がやったかすぐにバレて一発アウト。

――サムスンへの転職と言えば、年収の話もよく話題になります。

Cさん みんな1億以上もろうとるみたいな話になってるやろ? あんなん、どこかの役員クラスを引き抜いたとか、超有名な特許を持っとる研究者とか、ごく一部の話やで。わしらみたいな社員とか普通の顧問では、絶対にありえへん。

Bさん 年俸で言うたら、大体の日本人は2000万円より下というイメージやないですか。せやけど、業績がええとインセンティブが出るから、それを合わせるともっと行きますね。日本にいたときの2倍くらいいうイメージかな。

Dさん 外国人にはマンションが提供されますね。職場近くのきれいな3DKルームはありがたいですけど、男1人では広くて持て余します。

Bさん 私んとこは、場所は最高なんやけど築30年くらいで古いんですよ。どんなマンションに住めるかとか、日本に帰る費用を年に何回サムスンが負担するかとか、そういう条件は人によって全然違うから、お互いに話さないよう会社から口止めされてますわ。

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