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分類王・石黒謙吾の「発想を広げるインフォグラフィック思考」

卓球~バスケ~バドミントンと「球技の細胞分裂」
11個のボールをつなげて時系列の表現に成功

石黒謙吾 [著述家・図考師]
【第9回】 2013年12月10日
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伝えたい情報を直感的にわかるように、グラフィカルに表現する「インフォグラフィック」。この「相手がぱっとわかるように工夫する」という考え方のクセそのものが、コミュニケーション上手にしてくれるはず。本連載は、情報をよりわかりやすく、という枠を超え、発想そのものを広げるための教科書だと思ってください。どうやってこのアウトプットに辿り着いたか、発想のスタート地点から解説していくことで、「考え方のプロセスと構造」がわかります。第9回は本人としてはベストの作品です!スポーツニュースを見ていて、閃きました。

ダントツで素っ気ないが
見立て論理的美しさはベスト!

 今回のインフォグラフィック、30回まで続く連載の中でも、見立ての論理的美しさ、閃きのレベルの高さでは、本人としてはベストです。超シンプルな形状ではありますが、元ネタと見立てた対象物の構造的な一致がすばらしいのです。いわば<形の美>ではなく<論理の美>。事実、発想系の仕事されてる方、デザイン関係者などでこのシリーズの作品群を見た人には、このネタを凄いという方が多かったです。

 パッと見は、30ネタの中でダントツ素っ気ない。仕上がりだけ見たらなんてことないように思うでしょう。しかし、芯に秘めたる構造そのものをアートと捉えれば、発想の妙味がわかって頂けると思います。

 と、自画自賛的能書きが過ぎたところで(笑)、まずはインフォグラフィックをご覧ください。

グラフィック作成/小宮山秀明
拡大画像表示

 どうですか。拍子抜けするぐらい素朴でしょう。球技のボールが横一列に並んでいるだけ。しかし、それらが連なることで、細胞分裂のプロセスを時系列でなぞっている。簡易版絵巻物という見え方。

 今回のインフォグラフィック、発想の糸口は、ネタを考えていたときではなく、何気なくテレビでスポーツニュースを見ていたとき。バスケットボールの試合を見ていて、「そういえばあのボール、中学生のとき、教科書に載ってる細胞分裂中の卵に似てると思ったなあ」と以前から考えていたことを思い出したのです。

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石黒謙吾 [著述家・図考師]

いしぐろ・けんご/1961年金沢市生まれ。映画化もされたベストセラー『盲導犬クイールの一生』をはじめ、『2択思考』『エア新書』『分類すると地アタマが良くなる』『ダジャレ ヌーヴォー』など、硬軟取り混ぜ著書多数。チャートを用いて構造オチの笑いに落とし込む「図考師」としての著書に『図解でユカイ』が。プロデュース&編集の書籍も幅広いジャンルで200冊を手がける。野球とビールと犬と笑いを愛する。全キャン連(全国キャンディーズ連盟)代表。
■ブログ=イシブログケンゴ
著書・編書一覧


分類王・石黒謙吾の「発想を広げるインフォグラフィック思考」

 伝えたい情報を直感的にわかるように、グラフィカルに表現する「インフォグラフィック」。と聞くと、デザイナーやクリエーターにしか関係ないもの、と思っていませんか? それは違います。もったいない。どんな仕事でも、いや、私生活においてでも、この「相手がぱっとわかるように工夫する」という考え方のクセそのものが、コミュニケーション上手にしてくれるはず。
 僕は15年前から、さまざなな事象を、チャート図解を用いて構造オチに落とし込む「分類王」として、雑誌やWEBでクリエイションを発表してきました。なかでももっともビジュアルに凝り、一種のART作品という認識で、『編集会議』に30回にわたり発表していたのが、この連載で例題としてあげていく「発想するインフォグラフィック」です。
 このビジュアルは情報をよりわかりやすくという枠を超え、発想そのものを広げるための教科書だと思ってください。どうやってこのアウトプットに辿り着いたか、発想のスタート地点から解説していくことで、「考え方のプロセスと構造」がわかります。

「分類王・石黒謙吾の「発想を広げるインフォグラフィック思考」」

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