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会計プロフェッショナルの英単語
【第2回】 2013年12月25日
著者・コラム紹介バックナンバー
大津広一 [米国公認会計士],我妻ゆみ

数字にまつわる英語表現を整理しよう

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英語が得意な人も、会計が得意な人も、会計×英語となると、ちょっと自信がなくなるもの。厳選した単語を徹底的に掘り下げて解説し、好評を博している『会計プロフェッショナルの英単語100』の著者のお二人に、Tipsとも言える会計英語の意外な知識を紹介してもらう。

長い数値の読み方

 長い数値を読むときに、ケタがいったいいくらから始まるかに、戸惑う方は意外に多いものです。下1ケタ目から、「一、十、百、千、万……」などと数えてから数値を読む方は、正に数値の罠にはまっているのでしょう。日本語で数値を読むのがやっかいなのは、カンマの位置と数値の区切りが一定していないためです。英語では、この両者が見事に合致しているので、ストレスなく上から読み上げればよいのです。

 ¥123,456,789を英語で読んでみましょう。(1)英語はカンマで区切って読むこと、(2)Hundredの後にはandを入れたほうがていねい、の2点に注意して読んでみます。ただし、andは1回だけにしておくとスマートです。
 いかがでしょうか。(1)と(2)に従って読むと、One hundred (and)twenty three million four hundred (and) fifty six thousand seven hundred (and)eighty nineとなります。
 百万でも2百万でも、数値のmillionには複数を意味するsはつけません。1 million、2 millionです。trillion、billion、thousandも同様です。Millions of people(何百万もの人々)といったときには、sをつけて表記します。

小数点の読み方

 小数点「.」のことを、英語ではDecimal pointと言います。では、小数点の付いた数字を読むときは何と言うかご存じですか? 
 日本語で「点」と発音するところをPoint(ポイント)と言い換えるだけです。たとえば4.5であれば、Four point fiveと読みます。
 また英語独特の表現で、Basis point(ベーシス・ポイント)というのがあります。これは、1%の100分の1、つまり0.01%を意味します。

 たとえば、
We will increase our operating profit margin by 100 basis points.
とあれば、「我々は、営業利益率を100ベーシス・ポイント(1%)改善するだろう」となります。「1%の改善」だと大した業績に聞こえませんが、「100ベーシス・ポイントの改善」と言われれば、ものすごく大きな実績に響きます。利益率を1%改善することが現実的にもそう容易でないことを考えれば、それをアピールするためにも「ベーシス・ポイント」の表現を使って、数値を大きく見せるのも有効なのでしょう。

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大津広一 [米国公認会計士]

1989年、慶應義塾大学理工学部管理工学科卒業。ロチェスター大学経営学修士(MBA)。富士銀行、バークレイズ・キャピタル証券、ベンチャーキャピタルを経て、2003年に株式会社オオツ・インターナショナルを設立。企業戦略や会計・財務のコンサルティングを行う。また、大手メーカー、金融機関、流通、サービス、外資系企業など年間30社に対して、アカウンティングとコーポレートファイナンスの教育講師を務める。中央大学アカウンティングスクール講師、グロービス・マネジメント・スクール講師を歴任し、現在は早稲田大学大学院商学研究科ビジネススクール講師。早稲田大学では、2006年より毎年40名の留学生に英語で会計を指導している。著書に『企業価値を創造する会計指標入門』『戦略思考で読み解く経営分析入門』『英語の決算書を読むスキル』(以上、ダイヤモンド社)、『ビジネススクールで身につける会計力と戦略思考力』『ビジネススクールで身につけるファイナンスと事業数値化力』(以上、日経ビジネス人文庫)がある。

我妻ゆみ 

インドネシア・マレーシア・米国・横浜育ち。2007年、米国Wake Forest University卒業。早稲田大学大学院国際情報通信研究科修士。国際化を楽しく学ぶメソッドとしてのエデュテインメントを研究。日本語・英語ともネイティブレベルの能力を生かし、在学時より大手教育サービス会社に勤務し英語教材コンテンツ企画・監修を担当。その後、企業向けビジネス英会話講師として活動しながら、会計知識を生かし都内会計事務所に勤務。企業の海外進出業務マネジャーとして現地出張、契約書チェック等を担当。現在フリーランスとして、グラフィックデザイナーの姉と共にStudio Canariデザイン翻訳工房にて活動している。英検1級(日本英語検定協会優秀賞受賞)・TOEIC990/990(満点)・CRLA米国チューター免許保有。


会計プロフェッショナルの英単語

厳選した重要単語を、現場でのニュアンスや関連用語との組合せ方まで掘り下げて解説した「会計×英語」入門の決定版『会計プロフェッショナルの英単語100―世界の一流企業はこう語る』が好評を博している。同書を執筆した大津氏・我妻氏のお二人に、会計にまつわる英語のTipsを紹介してもらった。

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