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金融市場異論百出

2014年の投票権で変わる
FOMCのタカ・ハトの注目点

加藤 出 [東短リサーチ代表取締役社長]
2014年2月3日
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 超タカ派のフィッシャー、超ハト派のコチャラコタ、今年のFOMCはこの2人が投票権を持つため興味深い闘いが見られそうだ。

 FRBは金融政策を決めるFOMCと別に、公定歩合の水準を決める理事会を月1~2回開催している。今の公定歩合は、金融機関が急に資金繰り難になったときにFRBから一晩お金を借りる際の適用金利(現在0.75%)で、実際はめったに利用されない。このため、その会議は“儀式”のようなものなのだが、だからこそ地区連銀総裁の個性が表れる。

 フィッシャー・ダラス連銀総裁は、昨年7月から10回連続で利上げを申請してきた。一方、コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁は昨年9月から6回連続で利下げを申請してきた。いずれもFRB理事会に否決され続けている。

 コチャラコタは追加緩和策がいずれ必要になるとアピールしつつ、QE3の縮小に当面反対しないと最近の英紙インタビューに答えていた。超ハト派の彼ですらそうなら、1月のFOMCでQE3の2回目の縮小が決まるだろう。

 最近、彼のミネアポリス連銀は「創立以来最大のスキャンダルか?」と報じられている。コチャラコタが同行調査局のナンバーワンとナンバー3のエコノミストを解雇し、かつ局長を左遷する衝撃人事を行ったからである。

 同行の管轄区は、ミネソタ、ノースダコタ、サウスダコタ、ワイオミングと広大な農業地域をカバーする。面積の割に人口は少ないため、同行の資産規模は地区連銀の中で最も小さい。全12行の合計資産は現在4.1兆ドルだが、ミネアポリスはそのわずか0.5%だ。

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