ゼロイチ!!
【第1回】 2014年2月28日
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ダイヤモンド・オンライン編集部

Whyから始め、「学びの日常化」と「効果の高い教育現場」を再構築していく――トーマツ イノベーション・濱野智成氏

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「反転学習」のコンセプトを取り入れた
スマホを使った内定者向けサービスを開発

 中小企業の新入社員の即戦力化をサポートするため、スマートフォンを使った就職内定者向けの教育サービス「モバイルナレッジ for freshers」を展開するトーマツイノベーション。内定者の9割以上(同社調査)が所有している個人用スマホを、学びのデバイスとすることで、場所を選ばず手軽に学べ、また、クイズ形式で学習を進めるゲーム感覚の楽しさが、「学びの日常化」につながり、教育効果を高めるという。

トーマツ イノベーション
事業開発本部長
濱野智成氏

 集合研修を強みとしてきた同社としては、スマホでの教育サービスは全くの新規事業。このサービスを立ち上げ、事業責任者を務めるのは、まだ20代の若者だ。その人、同社事業開発本部長の濱野智成氏は時代のニーズを読み解くことに熱意を傾ける。

 ゆとり教育や核家族化に伴う家庭教育の不足によって、社会人としての基礎力に欠けるのが現代の内定者や新入社員だとし、内定期間の間にこうした社会常識を知識として学習する機会を企業側が補完することの重要性を強調する。

 「モバイルナレッジ」は、近年教育界で注目されている「反転学習」のコンセプトを取り入れている。事前に個々が教材で知識を学習し、入社後の集合研修の場や配属現場で実践的なトレーニングをすることで深い学びになるというものだ。現場の指導者や時間、資金など、リソースが不足し、長期の教育研修が難しい中小企業にうってつけなサービスだ。

モバイルナレッジ for freshers の画面サンプル-導入画面
拡大画像表示

 今年1月に本格的なサービスを開始し、初年度100社、2年目は1000社への導入を目指している。20代の濱野氏は、2010年に同社に入社後、瞬く間に頭角を現し、入社半年でチームリーダー、2年後の2013年4月には東京支社長に就任するなど、急ピッチにキャリアを積み上げてきた。「3年目には3000社、それ以降はすぐ1万社導入する」と意気込む濱野氏に、事業構築と自身の成長への戦略を聞いた。

「学びの日常化」と「効果の高い教育現場」
の実現を目指す

――まずはプロダクトの話からうかがいます。この「モバイルナレッジ for freshers」を企画されたのは濱野さんご自身ということですか?

 そうです。基本的に私のほうで事業の企画構想から実現まで事業責任者としてやっています。事業開発本部長という役職もありますので、その他の新規事業も基本的には私が責任をもって取り組んでいます。

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