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ひとり社長の経理の基本
【第2回】 2014年4月28日
著者・コラム紹介バックナンバー
井ノ上陽一

“経理はわからないから、税理士に丸投げしよう”
こんな社長に襲いかかる「2つの大損」

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「経理なんてわからないし、お金にならないから、税理士に全部やってもらおう」。こうした「経理の丸投げ」を行っているひとり社長をたくさん見てきました。しかし断言します。経理を丸投げしてしまうと、取り返しのつかない大損をするのです。詳しく見ていきましょう。

「経理を丸投げする」と、
修業中の無資格者が担当する?

前回の記事では、ひとり社長の3ステップ経理術を見てきました。ただ、中には「全部自分でできるかな?」と不安に思われた方もいらっしゃるかと思います。「経理実務をどこまで社長がやるか」については、「丸投げして、全部任せる」「部分的にやってもらう」「すべて自分でやる」の3パターンがあります。

 このうち、経理の3ステップ(集める、記録する、チェックする)、及び決算・申告すべてを任せる「丸投げ」をやってはいけません。

 税理士事務所へレシートや領収書、その他の資料を渡してやってもらうわけなので、非常にラクなのですが、次のようなデメリットがあります。

【デメリット】
 任せっきりだと、自社の経理がわからなくなります。これが一番の問題です。丸投げを受ける税理士事務所は、格安でやっていることがほとんどです。その場合、修業中の無資格者が担当することが多く、こちらの質問への回答もあいまいで、提案力もなく、わかりやすく説明する力もありません。

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井ノ上陽一 (いのうえ・よういち)

「経理業務の効率化」「会計とITの融合」を得意とする税理士。
大学卒業後、総務省統計局に勤務し、数字の分析手法とITスキルを学ぶ。しかし、「独立して、数字とITで社会貢献したい」という思いから、税理士受験に挑戦。見事合格し、税理士資格を取得。2007年に独立を果たす。
「経理は難しくない! ひとり社長でもできる! 」をモットーに、ITを駆使した効率の良い経理を経営者に伝えている。目標は、手書き伝票を使う、手間をかけすぎるといった「経理の古い慣習」を変えること。
業務効率化を得意とし、あるクライアントでは、Excelによる業務管理システムの導入とペーパレス化の推進により、年間240時間分の業務を削減した。
現在、世界で100人強しかいない「マイクロソフトMVP for Excel」の資格を所持している。
税理士業務に加えて、セミナー・執筆などを通じて、「数字」「お金」「時間」「IT」に関する悩みを解決し、新しいワークスタイルを提案している。


ひとり社長の経理の基本

本連載は、社長ひとりだけの会社、つまり「ひとり社長」が知っておくべき経理の基本をまとめたものです。「めんどくさい、わからない、不安」と3拍子そろった経理ですが、本連載では、経理実務を極限まで簡略化します。それが、「①集める、②記録する、③チェックする」という3ステップ経理術。余計な知識は全部省いて、「ひとり社長なら、ここだけでいい」とポイントをおさえ、しっかり解説します!

「ひとり社長の経理の基本」

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