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夢は9割叶わない。
【第5回】 2014年5月29日
著者・コラム紹介バックナンバー
弘兼憲史

“会社に入ったら、3年は辞めないほうがいい理由”
自分の「強み」と「弱み」を知ることの大切さ

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「会社を辞めたい」「自分はこの仕事に向いてない」「仕事がつまらない」。社会人であれば、一度は思ったことがあるかと思います。本日のテーマは、「社会人としての修業期間」です。自分の「強み」と「弱み」を知ることの大切さについて、お話しいたします。

「仕事の向き不向き」は、
自分で勝手に決めつけているもの

「会社に入ったら3年は辞めないほうがいい」、これが僕の考えです。その理由を述べていきます。

 入社してすぐに会社を辞める人の多くは「こんなはずじゃなかった」「想像していたのと違う」などの思いを持つと思います。

 でも、まず考えて欲しいのは、会社側だって「あなたに何が向いているのか」を正確に把握できるわけじゃない、という点です。

 とりあえず何かをやらせてみて、その過程で能力、向き不向きを判断していくのは当たり前ではないでしょうか。会社とて、あなただけを見ているわけではありません。それなのに、あまり早い段階から「自分の向いている仕事をやらせてもらえない」と言って会社を辞めていくのは、とてももったいない気がします。

 それと理由をもう1つ。
「仕事の向き不向き」というのは「自分が勝手に思っているに過ぎない」のです。

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弘兼憲史(ひろかね・けんし)

1947年、山口県岩国市に生まれる。早稲田大学法学部を卒業。
1970年、松下電器産業株式会社(現:パナソニック株式会社)に入社。漫画家として独立するため1973年に退社。
1974年、『風薫る』にて漫画家デビュー。その後、『人間交差点』で第30回小学館漫画賞、『課長 島耕作』で第15回講談社漫画賞、2000年『黄昏流星群』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、2003年日本漫画家協会賞大賞を受賞。
2007 年、学術及びスポーツ・芸術分野における優れた業績等に対して、天皇の名で授与される『紫綬褒章』を受章する。
サラリーマンとしての経歴を生かし、現代社会に生きるさまざまな大人たちの生活や、葛藤をテーマとした作品を描いている。代表作の『島耕作』 シリーズは、累計発行部数が4000万部を超え、団塊世代を中心に熱烈な支持を受けている。
2014年、デビュー40周年を迎えるが、才能だけでも、努力だけでも生き残れない漫画という世界の中で、現在も連載を複数抱え、第一線を走り続けている。


夢は9割叶わない。

願えば夢は叶う――。よく使われる言葉です。果たしてそうでしょうか。
現実には9割、いえ、もっと高い確率で夢は叶いません。ほとんどの人にとって、夢は夢で終わります。
本連載でお伝えしたいことは、「夢」という言葉を「目標」に変え、実現可能なステージでいかに闘うか、というメッセージとその具体的な方法論です。
『課長島耕作』『黄昏流星群』などの大ベストセラーを世に送り出し、努力だけでも、才能だけでも生き残れない漫画という世界の中で、40年にわたって第一線を走り続けてきた弘兼氏に、その極意を語ってもらいます。

「夢は9割叶わない。」

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