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吉崎誠二の「どうする? これからの住まい」

「いまさら」と諦めるのはまだ早い!
意外に多い「40歳代で住宅購入」のメリット

吉崎誠二 [ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミスト]
【第3回】 2014年6月10日
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  最近、40歳を超えてからマンションを購入する人が増えている。これまでは、「40歳代になってからでは、もう遅い」と思っていた人も多いようだが、今では、「マンションを購入するベストタイミングは40歳からだ」と断言する購入者までいる。

 家族構成や収入の変化に合わせて、最適な住まいに住み替えるのが賢い生活者の姿だろう。とはいっても、40歳を超えてからは、子どもは独立までそれほど時間もないし、親も高齢になって、もしかしたら将来的に同居するかもしれない、などと考えていると、近い将来、変化がたくさん起こるこのタイミングで、家を新たに買うというのは本当に賢明なのだろうか、と考え込んでしまう人も多いだろう。それに、新たに住宅ローンを組むことに不安を感じて、躊躇してしまうというのも正直なところだ。

 ところが、そんな不安な気持ちを微塵も感じず、「40歳代がベストタイミング」と断言する人は、どのように住宅購入を考えているのだろうか。今回は、増える40歳からのマンション購入の背景を、実例とともに迫ってみたい。

30歳代でマンションを
購入する人が多い理由

 マンションを購入する人の半数以上は30歳代だ。多くの人は結婚するのが20歳代後半から30歳代前半。結婚後しばらくは賃貸住宅に住み、その後、購入するというパターンが一般的だからだろう。

 30歳代前半に購入する人は、多くの住宅ローンの設定最長である35年でローンを組んでも、70歳前には完済することになる。これなら、65歳の定年を迎えても、いくらかの退職金を足せば完済できる、という計算が成り立つ。これで老後も安心というわけだ。もちろん、最長年数を組むと、月々のローン返済も楽になる。

 また、30歳代の多くの家庭では、子どもの誕生というイベントもあるだろう。子どもが生まれて、教育環境の良い場所を求めて考えた延長線上に、マンション購入という決断に至るケースも多い。

 このように、結婚や子どもの誕生などを考えると、30歳代でのマンション購入が多いこともうなずける。

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吉崎誠二 [ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミスト]


早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。立教大学博士前期課程修了。船井総合研究所上席コンサルタント・Real Estateビジネスチーム責任者を経て、現在、ディー・サイン不動産研究所所長に就任。不動産関連企業・ハウスメーカー・設備関連メーカーなどを中心にコンサルティングを行う傍ら、不動産エコノミストとしてデータ分析、一般・投資家・企業向けの講演を多数行う。著書に『2020年の住宅・不動産市場』(朝日新聞出版)『「消費マンション」を買う人 「資産マンション」を選べる人』(青春出版社)など9冊。連載はダイヤモンド・オンラインをはじめ、各種媒体に月間6本を担当。オフィシャルサイト&ブログ http://yoshizakiseiji.com/blog/

 


吉崎誠二の「どうする? これからの住まい」

40代後半になると、多くの人にとって子どもが数年後に独立を向かえ、自分の親は70代後半にさしかかる。子どもの就職や親の介護、病気などの新たな心配が増える時期になる。働き盛りで仕事は忙しいが、プライベートも忙しくなることが多いのではないだろうか。そんなときに、子どもが生まれて間もない頃に、子育て環境を最優先に買った郊外の住宅は最適だと言えるのだろうか。昔買った住宅に一生住み続けなければならない、ということはない。スマートに、家族構成や仕事の状況に合わせて住み替えるという発想を持ってもいいはずだ。当連載では、住み替えるためのさまざまな例を紹介し、40代後半からの住まいについて考える。

「吉崎誠二の「どうする? これからの住まい」」

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