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吉崎誠二の「どうする? これからの住まい」

もはや住み替えの新定番「中古+リフォーム」
成功して笑う人と失敗して泣く人の違いは?

吉崎誠二 [ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミスト]
【第2回】 2014年5月13日
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割高感高まる新築物件
割安な中古物件に注目

 今は一度買った住まいに、ずっとそのまま住み続ける時代でもない。家族構成の変化や収入の変化に合わせて最適な住まいに住み替えるのが、賢い生活者の姿ではないだろうか。

 そう考えると、今は最適な住まいを求める「住み替え」のベストタイミングだと言えるだろう。理由は景気回復が続いていること、住宅ローンの低金利が続いていること、新築マンションの供給量が増加していること(住宅着工件数は2013年は前年比11%増)などだ。

 実際、多くの人が「今が住み替えのタイミングだ」と考えているようで、需要が盛り上がっている。さらに建設資材や人件費の高騰もあって、原価が上昇し、新築住宅価格はジワジワと上がっている。

 しかし、新築物件に住み替えるだけが、「住み替え」ではない。中古物件、現状の住まいのリフォーム、場合によっては賃貸住宅への「住み替え」だって、選択肢として考えるのが賢い生活者の姿だろう。

 そこで今回は、「中古物件を購入して、リフォームする」というケースを考えてみたい。新築住宅の割高感が高まっている今「住み替え」を考えるなら、ぜひ検討したい選択肢だ。このケースにおける理想の住まい、気持ちの良い「住み替え」を実現するコツは、どこにあるのだろうか。

銀行も不動産もサービス整い
市場3兆5000億円超の見通し

 中古物件と新築物件の最大の違いは価格だ。中古物件の程度や築年数にもよるが、新築物件の60~70%程度の価格で購入できることが多い。実際に「中古+リフォーム」した人は、「新築ではなく中古物件にすることで、自分の住みたいように自由にリフォームする予算が捻出できる」と話す。

 今ではほとんどの銀行で、中古住宅購入費用と購入後のリフォーム費用を合わせて借りることができる、「中古+リフォーム一体化住宅ローン」を整備している。

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吉崎誠二 [ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミスト]


早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。立教大学博士前期課程修了。船井総合研究所上席コンサルタント・Real Estateビジネスチーム責任者を経て、現在、ディー・サイン不動産研究所所長に就任。不動産関連企業・ハウスメーカー・設備関連メーカーなどを中心にコンサルティングを行う傍ら、不動産エコノミストとしてデータ分析、一般・投資家・企業向けの講演を多数行う。著書に『2020年の住宅・不動産市場』(朝日新聞出版)『「消費マンション」を買う人 「資産マンション」を選べる人』(青春出版社)など9冊。連載はダイヤモンド・オンラインをはじめ、各種媒体に月間6本を担当。オフィシャルサイト&ブログ http://yoshizakiseiji.com/blog/

 


吉崎誠二の「どうする? これからの住まい」

40代後半になると、多くの人にとって子どもが数年後に独立を向かえ、自分の親は70代後半にさしかかる。子どもの就職や親の介護、病気などの新たな心配が増える時期になる。働き盛りで仕事は忙しいが、プライベートも忙しくなることが多いのではないだろうか。そんなときに、子どもが生まれて間もない頃に、子育て環境を最優先に買った郊外の住宅は最適だと言えるのだろうか。昔買った住宅に一生住み続けなければならない、ということはない。スマートに、家族構成や仕事の状況に合わせて住み替えるという発想を持ってもいいはずだ。当連載では、住み替えるためのさまざまな例を紹介し、40代後半からの住まいについて考える。

「吉崎誠二の「どうする? これからの住まい」」

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