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「やってみなはれ」を世界に――新浪剛史・ローソン会長、わが社のDNAを持つ人だ――佐治信忠・サントリーHD会長兼社長インタビュー

週刊ダイヤモンド編集部
2014年7月24日
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7月1日。サントリーホールディングス(HD)の社長に新浪剛史・ローソン会長が就任することが正式決定した。サプライズ人事の裏にあった当事者たちの思いを聞いた。

「やってみなはれ」を世界に
――新浪剛史 ローソン会長

──なぜ今サントリーに?

 ローソンの社長を12年やって「海外に打って出たい」と思っていた。佐治さんからは長年にわたり、何度も何度も声を掛けていただいた。サントリーはグローバルで闘う夢があり、佐治さんは世界に通じる商品を作りたがっている。日本企業の出身者として、佐治さんと一緒に世界で勝ちたい。55歳になり「これが最後のチャンスだ」と決意した。

──経営のスタイルはこれまでと変わるのか。

 ローソンでは僕が自ら動くスタイルだった。今度は、下の人にうまく使ってもらえるスタイルに変えたい。僕も営業経験が長いので、現場でトラブルがあったとき、トップがちょっと動けば解決することが多いのは知っている。三菱商事時代も、上司だった小島(順彦現会長)さんに、よくお願いして動いてもらった。

 新浪になら頼みやすいという関係を早くみんなと築きたい。(今回買収して傘下に収めた)ビーム サントリーに対しても、いかにマット・シャトックCEOのモチベーションを上げて働いてもらうかを考えるのが僕の仕事。佐々木(幹夫・三菱商事相談役)さんに昔言われた「組織の民意を得ろ」という言葉をとても大切にしている。社長が怖いと思われると、社長を使えなくなり、情報も届かなくなる。信頼され、それに応えられるよう、しっかり勉強する。

 世界に出るということは、多様なものを受け入れ、それをマネジメントするということ。目の色、肌の色の違う人がグループに入ってきて、いろいろな立場の人みんなが物を言いやすい環境を持つのがグローバル企業の姿であるはず。その橋渡しをするのが僕の役割。事業業績を上げるのは、各事業会社の社長ががんがんやっていくだろうが、僕は見えない“バランスシート”をどうするかに注力する。

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