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「散骨」を望む女性は男性の2倍以上
男女で大きく異なるお墓への意識

小川 たまか
【第189回】 2014年9月9日
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 このほか男女差があったのは、「自分が『お墓』を守らなければいけないという責任を感じる」(男性約50%、女性約40%)、「自分が入る『お墓』のことを考えると憂鬱(ゆうつ)な気持ちになる」(男性約25%、女性約35%)という回答だ。

 現代においては男性が家を継ぐことが多く、「先祖の墓を守る」という意識も男性の方が高い。その一方で、墓のことを考えると憂鬱になるという意識は女性の方に多い。金銭的な事情や、生家ではない家の墓に入るという事情などから、「憂鬱」に感じ、「散骨」や「永代供養墓」を望む人も多いのかもしれない。

自分の墓は「決めていない」
でも、墓参りは欠かさない

 また、現代では墓参りの文化が薄れつつあると思われがちだが、実際はそうでもないようだ。「今年のお墓参り頻度」を聞いたところ、1回以上墓参りをした人は全体で65%。年代別にみると、20代=54%、30代=58%、40代=70%、50代=71%、60代=72%と、20代でも半数以上が墓参りを行っている。

 葬儀関連の疑問解決サイト「エンディングパーク」が30~40代の子育て世代に聞いた調査(※)では、78%が年に1回お墓参りに行くと回答している。小さな子どもがいる世帯は仕事・プライベートともに最も忙しいと言われるが、それでもお墓参りは大事と考えられているようだ。家族で出かける先としてふさわしい場所という理由もあるのだろう。

 恐らく、墓参りは欠かしたことがなくても、自分の墓は「いらない」「子どもや孫に負担をかけたくない」という人もいるだろう。時代の流れに伴い、「墓」に関する習慣や意識は、今後どのように変わっていくのだろうか。

※0~9歳の子どもを持つ子育て世代の親313人に調査。調査期間は6月30日~7月31日。

(プレスラボ 小川たまか)

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