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金融市場異論百出

投資指南から経済危機ものへ
上海の売れ筋本でも慎重論台頭

2008年10月2日
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 「上海書城」という7階建ての大きな書店に、先日の上海出張時に行ってみた。中国語が読めない人間でも、タイトルの意味ぐらいは推測がつく。売れ筋のコーナーを眺めていると、上海の人びとの関心事が伝わってきておもしろい。

 『中国牛市』。以前この書店に来たときに目立つ場所に陳列してあった本だ。牛肉の本ではない。米投資家ジム・ロジャーズの“A Bull in China”の中国語版である。

 ウォーレン・バフェットの投資解説書も驚くほどたくさん並んでいる。ベンチャービジネスで富豪になった経営者の自伝やインタビューも前はベストセラーだった。

 しかしながら、今では上海株価指数はピーク時の3分の1程度まで落ち込んでいる。株式投資ハウツー本の売れ行きは落ちているだろう。今回、1階の入り口近辺や金融経済フロアで売れ筋扱いされていた本は次のようなものだった。

 『美国次貸危机真相』。美国は米国、次貸はサブプライムローンのこと。つまり、「米国サブプライム危機の真相」という意味だ。そのほかにも『経済崩滅』『完美的混乱』など世界経済の先行きを憂える本がやたらと増加していた(米国の書籍の翻訳が多い)。

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