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相続に困ったら最初に読む本
【第6回】 2014年12月12日
著者・コラム紹介バックナンバー
曽根恵子 [公認不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士]

生前対策で家族の絆を深める
遺族が相続税の持ち出しをしないで済むよう、節税対策を!
高齢の父親のため、子ども2人で協力しあったHさん

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専門家とのトラブルで苦労した相続のこと、遺族が亡くなったあと、対策をしていなくても、自分たちで相続の手続きができることをお伝えしてきました。とはいえ、相続が始まってからでも節税できる方法は残されていますが、やはり、生前にできることのほうがはるかに多いのです。今回は生前にきちんと準備をしたことで、家族の和を乱すことなく、うまく節税までできた例を通して生前対策を紹介します。

意思を伝えて価値を残す

 相続をどのようにしていくかは、現在、財産を所有する人の権利でもあり、責任でもあるといえます。

 たいていの方は、財産を配偶者や子どもに残してあげたいと考えています。財産を残したいという思いのベースにあるのは、「残された家族に幸せになってほしい」という願いでしょう。財産があれば、生活にゆとりが持てたり、将来の不安を解消できたりするからです。

分相応で維持しやすい財産を残すことは、配偶者や子どもたちにとっても幸福なことです。

 一方で、財産の管理が煩わしく、負担となる形で残した場合や、分けられない不動産など「争いのもと」になるような残し方をした場合、財産がデメリットになります。財産を残すことはよいことのはずですが、それによって負担や争いが生じるのであれば、むしろ残さないほうがよかったということになりかねません。

相続は家族の絆を深める機会にしたい

 こうして考えてみると、財産を残す人の考え方一つで、相続はメリットにもデメリットにもなります。

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曽根恵子 [公認不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士]

日本初の相続コーディネーターとして1万件以上の相続相談に対処。感情面、経済面に配慮した「オーダーメード相続」を提唱し、安心で円満な相続の実現に取り組む。著書に『相続に困ったら最初に読む本 』(ダイヤモンド社)、『相続はふつうの家庭が一番もめる』(PHP新書)など多数。 ホームページ http://www.yume-souzoku.co.jp/


相続に困ったら最初に読む本

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