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日本の有給取得率は25ヵ国中24位
当然の権利なのに「罪悪感」を持つのはなぜ?

小川 たまか
【第202回】 2015年1月6日
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 多くの企業が仕事始めだった昨日。ツイッター上では朝の時間帯、「仕事行きたくない」がバズワードとなっていた。年末年始に限らず、仕事に熱心な人であっても休暇はもちろん必要。また、有給休暇の取得は労働者の権利だ。しかし日本では「有給休暇は全て消化してはいけない」という暗黙のルールが残っている企業も多いゆえに、有給取得に罪悪感を持ってしまう人もいる。Yahoo!が行った意識調査「有給取得に罪悪感を感じる?」の結果を見てみよう。

 アンケートの実施期間は2014年12月11日~12月21日。合計6万3929票が投じられ、男女比は男性が77.7%、女性が22.3%。

「休みます」の後に「すみません」は必須?
約4割が有給取得に罪悪感

 アンケートの結果は、「罪悪感を感じる」と答えた人が38.0%。「罪悪感を感じない」と答えた人が54.2%。「分からない/どちらとも言えない」が7.8%だった。

ヤフーの意識調査「有給取得に罪悪感を感じる?」の結果を元に当編集部で作成

 コメント欄を見てみよう。※コメントは全て原文ママ

 「法的にも認められています。ゆっくり休みことも必要です」
 「当たり前に取る 普通では?」
 「有給取得は労働者の当然の権利。他の人の足を引っ張らなければ取得をすることに罪悪感を感じる必要は全くない」

 有給休暇は法的に認められており、「当たり前」のはず。しかし4割近くの人が未だに罪悪感を持ってしまうのはなぜなのだろう。罪悪感を感じる必要はないと言い切る人でも「他の人の足を引っ張らなければ」と注釈をつけるところに日本人の生真面目さが見えるように思える。

 罪悪感を持ってしまう理由について触れているコメントもある。

 「週に2日も休ませてあげてるのにまだ休みがほしいって言うんだよって陰口たたいた上司の顔が忘れられない」

 確かにこんな上司の下では、有給を取得しづらい。

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