これを言っただけで片づけ時間が2倍⁉
実家の片づけで言ってはいけないフレーズとは?

 拙著『プロが教える実家の片づけ』で、一番皆さんから反響があったのが、ついつい言ってしまう「NGワード」を、さくさく片づけが進む「OKワード」に変換するためのコツについての紹介でした。

 経験者なら誰もが身に覚えがあるかもしれませんが、実家を片づける際、絶対に言ってはいけないNGワードがあります。
 これを言ってしまうと、片づけ時間は2倍、3倍になることは当たり前、というほど重要なのですが、実はこれ、子どもの側から見ると、「実家の片づけでついつい言ってしまうあるあるワード」、ともいえるのです。

 代表的なものを以下に挙げてみましょう。

●親の人格を否定するNGワード
「どうせ使わないんでしょ」
「どうせ着ないんでしょ」
「汚い」
「センスが悪い」
「古すぎ」
「なにこれ!」
「物が多すぎ」
「いつか使うって、いつよ?」
「なんでこんなものとっておくの!」

 悪気がなく言った言葉でも、言われた親にしてみれば、全人格を否定されたように感じてしまいます。実家の片づけをはじめたはいいけど、ケンカになって全然前に進めなかったという方は身に覚えのあるフレーズばかりではないでしょうか。