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絶体絶命でも世界一愛される会社に変える!――2代目女性社長の号泣戦記
【第17回】 2015年3月27日
著者・コラム紹介バックナンバー
石坂典子 [石坂産業株式会社 代表取締役社長]

1万回に1回の「ほめ言葉」だからこそ、
心が大きく変わる!
――石坂典子vs奥田健次対談【その1】

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埼玉県の所沢市、川越市、狭山市、三芳町の三市一町にまたがる“産廃銀座”。
所沢ダイオキシン騒動の犯人と決めつけられ、大バッシング受けた石坂産業“絶体絶命”の窮地を救った石坂典子社長。『朝日新聞』書評でも「人間ドラマに勇気がわく」と紹介された処女作『絶体絶命でも世界一愛される会社に変える!』が話題となっている。
かたや発達につまずきのある子とその家族への指導のために世界各地をかけめぐる国際的セラピストで早くも第5刷が決まった『世界に1つだけの子育ての教科書』著者の奥田健次氏。
ともに自分の父親との関係に悩んだ過去を持ち、さまざまな場面で課題を克服してきた。1972年生まれの団塊ジュニア同士の痛快教育談義!(構成・橋本淳司)

一代で会社をここまでにした
父の凄みや器の大きさ

石坂典子(いしざか・のりこ)
石坂産業株式会社代表取締役社長。「所沢ダイオキシン騒動」最中に2代目社長に。地域から嫌われ、社員の4割が去る絶体絶命の状況から「脱・産廃屋」を目指し、社員教育を断行。12年かけて、トヨタ、全日空、日本経営合理化協会、各種中小企業、大臣、知事、大学教授、タレント、ベストセラー作家、小学生、中南米・カリブ10ヵ国大使まで、日本全国だけでなく世界中からも見学者があとを絶たない企業に変える。 経済産業省「おもてなし経営企業選」選抜。2013年末、首相官邸からも招待。財団法人日本そうじ協会主催の「掃除大賞」と「文部科学大臣賞」をダブル受賞。『心ゆさぶれ! 先輩ROCK YOU』(日本テレビ系)にも出演。ホタルやニホンミツバチが飛び交う里山保全活動に取り組み、JHEP(ハビタット評価認証制度)最高ランクの「AAA」を取得(日本では2社のみ)。「所沢のジャンヌ・ダルク」という異名も。本書が初の著書。(撮影:平山順一)

奥田 いきなりですけど、僕は今日、娘に会いにきたような感覚になっているんですよ。

石坂 娘? 私たち同い年ですよね(笑)。

奥田 同年同月生まれ、同じ水瓶座です。でも、石坂さんの著書『絶体絶命でも世界一愛される会社に変える!』を読んで、お父さんの姿に感動してしまって。僕もこういうおやじになりたい!いや、なるな!こういう娘がほしいな! と思っています。

石坂 おもしろい感想ですね(笑)。

奥田 読んでいる途中からお父さんの言動に共感してしまって。父と娘の関係が絶妙。うらやましいです。

石坂 うーん、正直言えば、私は自分の本ではなく、父の本が出したかったんですよ。石坂産業を起こし、発展させてきたのは父。私が舞台の上に立つのではなく、父が立つべきなんです。

奥田 でも、この本を読むと「あぶりだし」のように職人としてのお父さんのすごさが伝わってくる。石坂さんを介してではあるけど、一代で会社をここまでにした男の凄みや器の大きさがわかる。お父さんは満足なんじゃないかと思いますよ、そう言わないだけであって。

石坂 この本を父の目線で読む人はけっこういるようです。私の視点から父について書いているんだけど、父からは私がどう見えたのか、父の真意はどうだったのか、と読んでくださる。

奥田 この本の読み方として、それはおもしろい。この本は行間を読ませる本。

石坂 書いてない分、興味がわくのかも。父への取材オファーもいくつかきています。たぶん、父は受けないと思うけど。マスコミ嫌いだし、お世辞やおべんちゃらも大嫌い。根っからの職人で、頭を下げなくてもいい仕事をすれば、お客はついてくるってタイプですから。

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石坂典子 [石坂産業株式会社 代表取締役社長]

1972年、東京生まれ。埼玉県入間郡三芳町にある産業廃棄物処理会社・石坂産業株式会社代表取締役社長。米国に短期留学後、創業者である父の会社に入社。 1999年、所沢市周辺の農作物がダイオキシンで汚染されているとの報道を機に、言われなき自社批判の矢面に立たされたことに憤慨。

「私が会社を変える!」と父に直談判し、2002年、2代目社長に就任(取締役社長)。「社員が自分の子どもも働かせたい」と言える企業づくりを目指し、荒廃した現場で社員教育を次々実行。それにより社員の4割が去り、平均年齢が55歳から35歳になっても断固やり抜く。結果、会社存続が危ぶまれる絶体絶命の状況から年商41億円に躍進。

2012年、「脱・産廃屋」を目指し、ホタルや絶滅危惧種のニホンミツバチが飛び交う里山保全活動に取り組んだ結果、日本生態系協会のJHEP(ハビタット評価認証制度)最高ランクの「AAA」を取得(日本では2社のみ)。2013年、経済産業省「おもてなし経営企業選」に選抜。同年、創業者の父から代表権を譲り受け、代表取締役社長に就任。 同年12月、首相官邸からも招待。2014年、財団法人日本そうじ協会主催の「掃除大賞」と「文部科学大臣賞」をダブル受賞。トヨタ自動車、全日本空輸、日本経営合理化協会、各種中小企業、大臣、知事、大学教授、タレント、ベストセラー作家、小学生、中南米・カリブ10か国大使まで、日本全国だけでなく世界中からも見学者があとをたたない。『心ゆさぶれ! 先輩ROCK YOU』(日本テレビ系)にも出演。 新聞・雑誌・テレビなど多数のメディアでもとりあげられている。 「所沢のジャンヌ・ダルク」という異名も。現在2児の母。本書が初の著書。


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