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外資系投資銀行のエクセル仕事術 ウェブ版
【第26回】 2015年5月21日
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熊野整

エクセル週末起業(5)
集客にはネーミングが重要です

 このエクセルセミナーは、開始してから1年間に参加してくれた人数は3000名以上。これは、個人で開催しているセミナーで、かつ有料セミナーともなれば、かなりの人数だと思います。さらに、企業研修も、大手通信企業や大手インターネット企業、総合商社、急成長ベンチャーなど、ビジネスレベルの高い企業からお誘いいただきました。

 では、この短期間で、これだけの人を集めるにはどうしたか?集客について、これまでの取り組みを説明していきます。

 ■まずはセミナーの枠組みを作りあげる

 前回くわしく書いたとおり、このセミナーのコンセプトは「カンタンなエクセルスキルだけで、プロっぽいキレイな表がつくれて、さらに収益計画までつくれる!」で決定。

 具体的には、ある架空のハンバーガーショップのケースを取り上げながら、どのように収益計画を作成するか?その際に気をつけるべきフォーマットは?計算チェックをどのようにするか?といった点を2時間で終わるように内容をまとめました。

 そして、セミナーのネーミングにも気を使いました。
 セミナー名は、「投資銀行が教える!エクセルで学ぶビジネス・シミュレーション(超入門)」。

 このネーミングを分解すると、以下の4つに分解されます。

(1) 投資銀行が教える!
(2)エクセルで学ぶ
(3)ビジネス・シミュレーション
(4)【超入門】

 まず、(2)(3)エクセルで学ぶビジネス・シミュレーションというのは、まさに前回ご説明したような、今回のセミナーの趣旨になります。エクセルを使って、収益計画などを作れるようになるというポイントですね。

 そして(1) 投資銀行というワードを入れることによって、「おお、投資銀行だったら、内容もまともかもな」と思ってもらえるのではないかと思いました。使えるブランドは何でも使ってしまえという感じですね。

 さらに、(4)に【超入門】という言葉を入れました。実は、この【超入門】というのは当初ありませんでした。ところが、周囲に聞いてみると「外資系投資銀行の人はアタマがいいから、セミナーについていけるか不安」という声をたくさん耳にしました。だから、ここは思い切って「超」まで付けた超入門、としました。外資系投資銀行なのに「超入門」、このギャップが目を引くかな、と。

 このように、タイトル1つにもこだわりながら、セミナーの内容が完成しました。実際にセミナーの内容を作り上げたのは2日でした。あまり時間をかけてもしょうがないので、まずはさっと作って参加者の反応を見て修正しよう、と思ってました。

 そして、次はそのセミナーをいよいよ開催することになります。詳しくは次回お話します。

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熊野 整

ボストン大学卒業後、モルガン・スタンレー証券投資銀行本部に入社し、大型M&Aや資金調達プロジェクトをリード。退社後はグロービス経営大学院にてMBA取得、その後、大手上場インターネット企業に入社し、事業責任者として事業計画の立案から戦略遂行までを行う。現在は、スマートニュース株式会社にて、収益計画策定、資金調達、上場準備など財務企画業務全般をリード。「グローバル投資銀行のエクセルスキルを、分かりやすく伝えたい」というモットーの下、2013年10月から週末に個人向けエクセルセミナーを開催したところ、参加者数は1年で3000人を超え、大人気セミナーとなった。現在は、個人向けセミナーに加えて、企業研修も数多く開催しており、多くのビジネスパーソンの収益計画の作成指導を行っている。https://www.facebook.com/simulation2013/

 

 


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『ビジネスエリートの「これはすごい!」を集めた 外資系投資銀行のエクセル仕事術』著者の熊野整による、エクセルと外資系投資銀行の仕事術のあれこれを集めた連載です。

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