ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
経営幹部養成学校――エリートリーダーは経営学を使って会社を動かす
【第4回】 2015年6月11日
著者・コラム紹介バックナンバー
高山信彦 [株式会社イナクト代表取締役]

経営学には「4つ」の種類がある(前篇)

1
nextpage

人材育成と事業変革を同時に達成する「伝説の研修」で多くの幹部人材を輩出してきたコンサルタントの高山信彦氏が、次世代の幹部人材になるための要諦を説く連載。第4回は、経営学の基本となる4つの学派について解説する。

経営学の4つの戦略学派

 第2回の連載で紹介した「経営戦略の構造図」にもありましたが、ここでは4つの戦略学派について解説します。

 以下の図をご覧ください(出典 青島矢一、加藤俊彦著『競争戦略論』)。

 これは、世に数多ある経営戦略論を分類する概念図の一つです。

 経営戦略論の歴史は意外と浅く、多くは1950年代に誕生しました。

 縦軸として大きく2つ、「外側重視派」(外部環境:競争相手や顧客を重視する派)と「内側重視派」(内部環境:経営資源を重視する派)に分かれます。

 横軸も大きく2つ、外や内での成功要因をロジカルに突き詰めていく「要因重視派」と、外や内での時間的経過の中でダイナミックなプロセスを重視する「プロセス重視派」に分かれます。

 経験的に言うと、縦軸の「外側重視派」と「内側重視派」は理解しやすいですが、横軸が理解しにくいようです。

 論理的だが静止画的な限界がある「要因重視派」と、時間を追える動画的な良さがあるけれど論理が曖昧になりがちな「プロセス重視派」と覚えてください。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
  • ダイヤモンド・オンライン 関連記事
    お金のウソ

    お金のウソ

    中野晴啓 著

    定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2017年7月

    <内容紹介>
    誰も教えてくれなかった「お金の真実」!親の言うことを聞いているとお金が減る。 20代、30代がこれから生き抜くための本当に必要で最低限の知識。 成長なき「成熟経済」の時代に、お金を着実にふやして、守り、安心を手に入れるには、 預金、保険、銀行、投資…お金をふやすには、どうつきあうのが正解?

    本を購入する
    著者セミナー・予定

    (POSデータ調べ、8/6~8/12)



    高山信彦 [株式会社イナクト代表取締役]

    1956年山口県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、富士ゼロックス株式会社に入社。
    在職中の 87年~88年に慶應義塾大学大学院経営管理研究科に派遣され経営学修士号(MBA)を取得。91年に「株式会社イナクト」を設立し、同社代表取締役に。
    以来、一貫して選抜人材を対象とした企業内ビジネススクールを企画・運営の仕事をする。経営学の基本概念を習得させたあと、経営戦略の策定から実践にまで至るその研修スタイルが、多くの企業から絶大な支持を得ている。東レ、JR西日本、みずほフィナンシャルグループ、商船三井、全日空、パナソニック電工、住友重機械、ツネイシホールディングス、サンデンなどの大手・中堅企業等で、20年以上にわたって、のべ5000人以上の生徒を教える。その多くで経営トップのコミットのもと、将来の幹部候補生たちが「経営学」を武器として身につけ、会社の方向性そのものを変えていくような人材に育つのをサポートしてきた。人材育成を通じて事業変革を行える稀有なコンサルタント。
    著書に『経営学を使える武器にする』(新潮社)がある。


    経営幹部養成学校――エリートリーダーは経営学を使って会社を動かす

    「二度と受けたくない。でも、受けて本当によかった」――。東レ、JR西日本、みずほフィナンシャルグループ、商船三井、全日空、パナソニック電工、住友重機械、古河電工、シスメックス……。人材育成と事業変革を同時に達成する「伝説の研修」で多くの大企業を変革してきたカリスマ講師が、次世代の経営幹部になるために必要な「本当に使える経営学」の身につけ方をレクチャーする。

    「経営幹部養成学校――エリートリーダーは経営学を使って会社を動かす」

    ⇒バックナンバー一覧