Q.神戸連続児童殺傷事件の加害男性である「元少年A」が手記を出版し、事前に知らされなかった遺族が抗議するなど波紋を広げています。医療少年院仮退院後の状況なども描かれていますが、堀江さんはこの出版の是非をどうお考えでしょうか。

 印税目当てで凶悪犯罪を起こす輩を作らないことが第一
が収入の一定割合を被害者に分配することも必要かも

 A.私は興味もないし、読みたいとも思いませんが、そもそもこういうものを興味本位で読みたいと思ってしまう人が大勢いるからこそ、この手の出版が成立してしまうのだと思います。

 商業出版をしたということは、まぁ、それなりの収入を得たかったという欲求もあったのだと思いますね。そうでなければ、ブログで無料公開することだってできたわけですし。

 遺族の被害者感情は理解できます。ただ、出版そのものを差し止めることは法的には無理でしょう。

 今回は初版10万部が出ているので、元少年Aには最終的には数千万円の印税が入ってくることになります。なるほどと思った善悪勘定や損得勘定の判断のゆるい人が、印税目当てで凶悪犯罪を起こしてしまうというリスクはそれなりにあるのではないかと感じました。

 ですから、米国でも実際に事例があるとおり一定割合を被害者に分配するなどのルールづくりは必要なのかもしれませんね。

Q.小生、会社勤めの身で、私の給料口座は妻が管理しています。そのため、毎月、妻から小遣いをもらう身分に甘んじているのですが、どうも満足できません。給料自体の大幅アップが見込めないなか、妻が小遣いを増やしてくれる妙案はないでしょうか。

奥さんにしょぼしょぼ小遣いをもらう生活を脱却して
いっそ起業してリッチになってみれば

A.そもそも給料口座を奥さんに管理させる感覚が私には理解不能です。

 私もかつて結婚していましたが、そのときは私が一定額の生活費を渡す方式を取っていました。ですから、まずはダメ元でその交渉をしてみるのはいいのではないかと思います。

 あとは収入を増やすために副業をするなり、奥さんにも働いてもらうことを提案するのもいいかと思います。

 一方で、そうした状況を根っこから変えてしまうには、まずはサラリーマン生活から抜け出すしかないんじゃないでしょうか。起業してそこそこ成功すれば、自由になるお金は飛躍的に増えてくると思います。

 あるいは離婚して独身に戻れば自由の身です。正直、いまの生活を,この先一生続けていくことに耐えられますか?

 自分で稼いだお金も自由に使えないというのは、普通に考えてすごくおかしいことです。子どもではないのですから、まずはそれを自覚しましょう。