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東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命
【第20回】 2015年9月24日
著者・コラム紹介バックナンバー
広瀬 隆 [ノンフィクション作家]

“恐怖の生体実験”に、
いつまでかけられるのか?
――八重洲ブックセンター本店での講演(1)

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『原子炉時限爆弾』で、福島第一原発事故を半年前に予言した、ノンフィクション作家の広瀬隆氏。
壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実を描いた『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』が第5刷となった。
本連載シリーズ記事も累計179万ページビューを突破し、大きな話題となっている。
そんななか、8月28日、東京駅前の八重洲ブックセンター本店で、本書の出版記念講演会が開催された。
当日は金曜夜にもかかわらず、地方からも多くの方々が押しかけ、満員御礼になった。
普段、広瀬氏の講演会は「最低3時間以上」だが、この日は60分間限定。
それだけに、会場からは「密度が濃すぎた」「とても1時間では語り尽くせない内容だった」「本当にきてよかった」と真顔で話し出す人が続出!
それを見た担当編集者は、この熱気を全国津々浦々の方へ届けたいと、広瀬氏にリクエスト。ついに、濃密な講演内容を3回に分けてリリースできることになった。
反安倍政権の動きと、緊迫感高まる川内原発再稼働問題のなか、注目の1回目を心をこめてお送りする。

大事故目前!
川内原発での「死の行進」

 8月28日に、『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』の出版記念講演会を、東京駅前の八重洲ブックセンターでおこないました。1時間しか話せなかったので、話せなかったことも含めて、その内容をご報告します。

 この日の演題は、「川内原発は、ほどなく大事故を起こす!!」です。

 累計179万ページビュー(サイトの閲覧数)を超えたダイヤモンド書籍オンラインの『東京が壊滅する日』の連載記事をご覧になっている方にお伝えしてきた内容から、みなさんはお分りのはずです。

 左の写真は、8月上旬に、川内原発の再稼働を阻止するため、実数2000人以上の人が、トテツモナイ猛暑のなかで「川内原発前の海岸」に集まって大集会を開いた時、そこにテントを張ってレジスタンスを続けていた人たちです。

 このテントのすぐ背後の山のかげに、今にも制御棒を引き抜いて動かそうとしていた原発が2基あるのです。

広瀬 隆
(Takashi Hirose)
1943年生まれ。早稲田大学理工学部卒。公刊された数々の資料、図書館データをもとに、世界中の地下人脈を紡ぎ、系図的で衝撃な事実を提供し続ける。メーカーの技術者、医学書の翻訳者を経てノンフィクション作家に。『東京に原発を!』『ジョン・ウェインはなぜ死んだか』『クラウゼヴィッツの暗号文』『億万長者はハリウッドを殺す』『危険な話』『赤い楯――ロスチャイルドの謎』『私物国家』『アメリカの経済支配者たち』『アメリカの巨大軍需産業』『世界石油戦争』『世界金融戦争』『アメリカの保守本流』『資本主義崩壊の首謀者たち』『原子炉時限爆弾』『福島原発メルトダウン』などベストセラー多数。

 この参加者の人数は、大都会における国会前デモの参加者とは、比較にならないほど大きなものです。ド田舎での出来事ですから。

 去年の9月にこの命懸けのテントを張ったのは、東京で経産省前にテントを張った偉い人たちですが、現在は、驚くべきことに40以上ものテントが立ち並んでいました。

 つまり「川内原発を絶対に止める! たとえ九州電力が一時的に動かしても、それを止める」という強い意志を持った人たちが、8月9日に大集会を開き、そのあと原発ゲート前まで、私も猛暑で倒れそうになりながら「死の行進」のデモをしたということです。

 なぜかって? 

 それは大事故が目前だからです。

 鹿児島県が、福島県と同じようになる直前にあるからです。

 

 

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広瀬 隆 [ノンフィクション作家]

1943年生まれ。早稲田大学理工学部卒。公刊された数々の資料、図書館データをもとに、世界中の地下人脈を紡ぎ、系図で衝撃的な事実を提供し続ける。メーカーの技術者、医学書の翻訳者を経てノンフィクション作家に。『東京に原発を!』『ジョン・ウェインはなぜ死んだか』『クラウゼヴィッツの暗号文』『億万長者はハリウッドを殺す』『危険な話』『赤い楯―ロスチャイルドの謎』『私物国家』『アメリカの経済支配者たち』『アメリカの巨大軍需産業』『世界石油戦争』『世界金融戦争』『アメリカの保守本流』『資本主義崩壊の首謀者たち』『二酸化炭素温暖化説の崩壊』『原子炉時限爆弾』『福島原発メルトダウン』『原発ゼロ社会へ! 新エネルギー論』など著書多数。


東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命

公刊された数々の資料、図書館データをもとに、世界中の地下人脈を紡ぎ、系図で衝撃的な事実を提供し続けるノンフィクション作家の広瀬隆。『東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命』は壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実を描いた大作。51の【系図・図表と写真のリスト】と公刊された科学的データで誰も知らなかった真実を掲載。本連載では、本書周辺の原発再稼働をめぐる問題や、今そこにある危機を紹介する。

「東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命」

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