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手塩にかけて発展させた企業を永続させる!
「価値あるM&A」を実現する方法

著者・コラム紹介
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「会社を譲渡するならできるだけよい条件で、できるだけよい相手に」というのは、オーナー経営者共通の思いだろう。
中小企業のM&Aを数多く手がけ、『家族と考える事業承継とM&A』(ダイヤモンド社)の監修も務めたストライクの荒井邦彦社長に成功するM&Aの条件を聞いた。

M&Aを成功させる
5つのポイント

荒井邦彦
株式会社ストライク 代表取締役

公認会計士・税理士。1999年にM&A仲介・助言を専門とする株式会社ストライクを設立し代表取締役に就任。インターネット上に日本初のM&A市場「SMART」を創設し、数多くの中小企業のM&Aを仲介するほか、企業評価やデューディリジェンスに携わる。

 オーナー経営者にとって最後にして最大の仕事が事業承継です。ひと昔前までは、息子などの親族に継がせることが一般的でしたが、近年は後継者不足に悩む中小企業が多く、M&Aによって事業の存続をはかるケースも増えています。

 しかし、長年手塩にかけて育ててきた企業や事業をM&Aで手放すのは、たやすいことではありません。売却したあとも会社は順調に成長していくだろうか、苦楽をともにしてきた従業員の雇用や待遇はしっかり守ってもらえるのだろうか、といった不安はオーナー経営者なら誰もが抱くものでしょう。だからこそ、納得できる条件で心から信頼できる企業に売却することが重要なのです。

 私はこれまで数多くの中小企業のM&Aを手がけてきましたが、その経験からM&Aを成功させるにはいくつかの条件があることに気づきました。それをまとめたのが、以下の5つのポイントです。

一、売り時を逃すな!
 もったいないと思うぐらいの時が「売り時」としてちょうどよい。手放すのが惜しいと思える会社だからこそ買い手がつくのだ。

二、最終的にはトップの決断だ!
家族や役員に意見を求めても様々な意見が出て往々にして「船頭多くして……」という結果となる。トップの決断であれば皆尊重してくれるものである。

三、常に企業価値を意識せよ!
魅力のない会社に買い手は現れない。日頃より企業価値を意識した経営をし、相手が欲する会社にしておくことが肝要である。

四、売却条件の優先順位を明確にせよ!
M&Aは相手がある話である以上すべての要求が通ることはない。条件に優先順位をつけ、相手に歩み寄ることも必要である。

五、第2の人生設計を明確に描け!
売却後の豊かなセカンドライフを楽しめるのは創業経営者に与えられた特権である。衆目を気にかけずその特権を堂々と享受すべきである。

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