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赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる
【第34回】 2015年10月21日
著者・コラム紹介バックナンバー
久保田競 [京都大学名誉教授・医学博士],久保田カヨ子 [脳科学おばあちゃん]

赤ちゃんは、なぜ、
「赤」や「ピンク」に
よく反応するのか?
――【誕生から1ヵ月半くらいまで】
脳科学おばあちゃん 育児のコツ6

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ベストセラーとなり、名著『幼稚園では遅すぎる』著者でソニー創業者の井深大氏も絶賛した、久保田競+久保田カヨ子著『赤ちゃん教育』(1983年刊、その後絶版)。
あまりに貸出が多く本がボロボロになり、国会図書館からも消えた。
アマゾンマーケットプレイスでは、10,056円のプレミア価格がついた。
そんな“0歳からの伝説の育児バイブル”が、最新の脳科学データをアップデート&190点近いイラストも一新して完全リニューアル!
発売以来話題を呼んでいる本書は、楽天ブックスやAmazon.co.jpの「子育てジャンル」で何度も1位となり、第4刷が決定。海外からも続々翻訳オファーがきているという。
なぜ、お母さんだけでなく、お父さんにも『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』が支持されているのか?
脳科学の世界的権威である久保田競氏と『中居正広の金曜日のスマたちへ<金スマ>』(TBSテレビ系)で“脳科学おばあちゃん”と紹介された久保田カヨ子氏だが、クボタメソッドの原点はすべて『赤ちゃん教育』にある。
今回からは、「脳科学の権威」と「脳科学おばあちゃん」が書いた記念すべき処女作『赤ちゃん教育』の中から、反射期:誕生から1ヵ月半くらいまでのすぐに使える「実践のコツ」を紹介する。

「真っ赤な服」に反応した
私の長男

久保田 競
(Kisou Kubota)
1932年生まれ。医学博士、京都大学名誉教授。世界で最も権威がある脳の学会「米国神経科学会」で行った研究発表は日本人最多の100点以上にのぼり、現代日本において「脳、特に前頭前野の構造・機能」研究の権威。2011年、瑞宝中綬章受章。『ランニングと脳』『天才脳をつくる0歳教育』『あなたの脳が9割変わる!超「朝活」法』など著書多数。

 生まれたときの赤ちゃんの目は、あまり動かず、顔の表情がほとんどないので、赤ちゃんが見えているかどうかわかりにくいものです。

 私の長男は、生まれたその日から大きな目を開き、ジッと見つめていたので、ものが見えているような気がする顔つきをしていました。

 同じころ生まれたほかの赤ちゃんは、一日おおかた目を閉じているのに、長男は日中と夜中にかなり長い時間、目を開けていました。

 まるで、外界のめずらしさを見つめるように目を開けていたのです。

 私の入院中、祝いにきてくれた妹が、おそるおそる近づいて遠くから長男を見たとき、長男の目がかすかに応じたのです。

 「この子、見えているのとちがうかしら」

 と妹にゆっくり、早く、横から、遠くからと近づいてもらいました。あまり近くではダメ、早くてもダメということがわかりました。

久保田カヨ子
(Kayoko Kubota)
1932年、大阪生まれ。脳科学の権威である京都大学名誉教授・久保田競氏の妻で2人の息子の母。長男が一級建築士、次男が東京大学に合格。約30年前に、日本における伝統的な母子相伝の育児法を見直しながら、自身がアメリカ在住時と日本で実践してきた出産・育児経験をもとに、夫・競氏の脳科学理論に裏づけされた“0歳から働きかける”クボタメソッドを確立。テレビなどで「脳科学おばあちゃん」として有名。『カヨ子ばあちゃん73の言葉』『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』『カヨ子ばあちゃんのうちの子さえ賢ければいいんです。』『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』など著書多数。ズバッとした物言いのなかに、温かく頼りがいのあるアドバイスが好評。全国からの講演依頼もあとをたたない。

 しかし、ほかの人では同じことをしてもダメなので、妹とほかの人のちがいをいろいろと考えてみました。妹は真っ赤な服を着ていただけのことだったのです。

赤ちゃんの目は、ものを見たがっている!

 その後、私は生まれたばかりの赤ちゃんに会う機会があると、いろいろ実験してみて、赤や派手なピンクの服を着たり、赤い布などを頭にまき、遠くからゆっくり、無言で近くに寄っていくようにしたのです。

 首のすわらない赤ちゃんが、生みの親より私に大きな反応を示すので、まるで特別な人のように、「子ども好きの人って、こんな子どもでもわかるのかしら」と感心してくれますが、本当は私の服の色と、適当な視野に入ってくる動くものに興味を示したにすぎないのです。

見える目は、ものを見たがっているのです。
 生まれたばかりの赤ちゃんは、私たちには見える様子がわからないだけで、見えているのです。

 目の視野、視界は、大人とちがい、ずいぶんせまく、ほとんど瞳と瞳のあいだの延長線ぐらいだと思っていてよいほどです。

 寝かせている赤ちゃんの顔の正面でゆっくり、遠くから近くへ近づけ、視点の合うところを探すように動いてください。わからないあいだでも、目を開けていたら、同じような動作を2~3度くり返してあげてください。

 私の長男は目を開けている時間が長かったので、この訓練は効果をあげ、すぐ瞳が動き、視点の合うのがわかり、1週間以内にだれの目にも長男は見えているということがわかりました。

 左右もゆっくり、視界の外から内へ、視界に入って止め、また内から外へと動いて、目でそれを追わせるようにします。

 瞳だけでなく、首までつられて動きだすと、赤ちゃんの首はしっかりしだしたのです。こうなると、抱いていてまだ首がガクガク前後していても、首がすわるのは時間の問題です。

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久保田競 [京都大学名誉教授・医学博士]

1932年生まれ。医学博士、京都大学名誉教授。世界で最も権威がある脳の学会「米国神経科学会」で行った研究発表は、日本人最多の100点以上にのぼり、現代日本において「脳、特に前頭前野の構造・機能」研究の権威。2011年、瑞宝中綬章受章。
『ランニングと脳』『天才脳をつくる0歳教育』『天才脳を育てる1歳教育』『天才脳を伸ばす2歳教育』『赤ちゃんの脳を育む本』『あなたの脳が9割変わる!超「朝活」法』など著書多数。

久保田カヨ子 [脳科学おばあちゃん]

 

1932年、大阪生まれ。脳科学の権威である京都大学名誉教授・久保田競氏の妻で2人の息子の母。約30年前に、日本における伝統的な母子相伝の育児法を見直しながら、自身がアメリカ在住時と日本で実践してきた出産・育児経験をもとに、夫・競氏の脳科学理論に裏づけされた、“0歳から働きかける”久保田式育児法〈クボタメソッド〉を確立。この20年で3000人以上の赤ちゃんの脳を活性化させてきた。テレビなどで「脳科学おばあちゃん」として有名。2008年、株式会社『脳研工房』を立ち上げ、現在代表取締役。著書に、累計25万部突破のシリーズ『カヨ子ばあちゃん73の言葉』『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』『カヨ子ばあちゃんのうちの子さえ賢ければいいんです。』『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』『赤ちゃん教育──頭のいい子は歩くまでに決まる』『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』など多数。ズバッとした物言いのなかに、温かく頼りがいのあるアドバイスが好評。全国からの講演依頼もあとをたたない。

【脳研工房ホームページ】
http://www.umanma.co.jp/

 


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