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金融市場異論百出

女性の“先進国化”で高齢化加速?
雑誌に見る今どきの中国事情

加藤 出 [東短リサーチ取締役]
2010年4月21日
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 先日の中国出張時にさまざまな雑誌を購入した。世相を表す記事をいくつか紹介してみよう。

 中国版の「コスモポリタン」(女性ファッション誌)3月号は、「愛は家庭であって、家ではない」という特集を載せていた。住宅バブル下の激しい価格高騰によって、一般の人にとって、新規に家を買うことは大変な重荷になっている。

 巨額の住宅ローンを背負ったら、旅行に行く余裕はなくなるし、病気になったら大変。転職もしにくい。それほどまでして家を買うことに価値はあるのか? 大事なのは家庭ではないのか? そういった書き出しに続き、賃貸暮らしのゆとりある家庭が紹介されていた。

 中国版の「エスクァイア」(男性ファッション誌)、「ヴォーグ」(女性ファッション誌)の3月号はどちらも環境・エコロジー問題を大きく特集していた。それぞれの表紙を飾る中国人男優・女優は、環境意識が高いセレブらしい。

 3月14日の記者会見で、温家宝首相は、地球温暖化のコペンハーゲン合意を支持する方針を強調した。そういった政府の方針に加え、連日大きく報道されている中国南部の深刻な大干ばつも、ファッション誌の編集者の環境意識に影響を与えているようである。

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加藤 出 [東短リサーチ取締役]

東短リサーチ取締役チーフエコノミスト。1988年4月東京短資(株)入社。金融先物、CD、CP、コールなど短期市場のブローカーとエコノミストを 2001年まで兼務。2002年2月より現職。 2002年に米国ニューヨークの大和総研アメリカ、ライトソンICAP(Fedウォッチ・シンクタンク)にて客員研究員。マネーマーケットの現場の視点から各国の金融政策を分析している。2007~2008年度、東京理科大学経営学部非常勤講師。2009年度中央大学商学部兼任講師。著書に「日銀は死んだのか?」(日本経済新聞社、2001年)、「新東京マネーマーケット」(有斐閣、共著、2002年)、「メジャーリーグとだだちゃ豆で読み解く金融市場」(ダイヤモンド社、2004年)、「バーナンキのFRB」(ダイヤモンド社、共著、2006年)。


金融市場異論百出

株、為替のように金融市場が大きく動くことは多くないが、金利の動向は重要だ。日本を代表する日銀ウォッチャーが金融政策の動向を分析、金融政策の動向を予測する。

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