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ずるい暗記術
【第4回】 2015年10月15日
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佐藤大和 [弁護士]

問題は絶対に解かない。答えだけを見る

発売1週間で、1万部の増刷となった『ずるい暗記術』。「ずるい」とついているだけのこともあって、決して正攻法ではありませんが、最短ルートを模索した勉強法です。順番を変えるだけで、勉強の効率がグンと上がります。結果の出た方法のみを体系化したものですので、勉強がうまくいかない人の活路を見いだせれば幸いです。
第1章「『理解』せずにひたすら『答え』だけを見る」より、一部抜粋して紹介します。

理解する順序を変えるだけでいい

 今、皆さんは、どんな勉強方法をしていますか?

 塾や学校で言われた通りに、根を詰めて勉強している人もいるでしょう。教科書や参考書を読み、覚えるべきことをノートに書く。それから問題集の問題を解き、最後に過去問に挑戦する。そのように勉強しているのではないでしょうか。

 時間は有限です。試験に合格したい、短い時間で早く覚えたいなら、まず、そのやり方を捨ててください。

問題は解く必要はありません。答えだけを暗記すればよいのです。

 「勉強なのに、なんで問題を解く必要がないの!?」と、驚かれるかもしれません。

問題を解こうとすると、まず「できない」という壁にぶつかってしまいます。できないという挫折感から、「やらなく」なってしまいがちです。

 ですが、問題集には、その解けなかった「答え」が明記されています。テストは答えさえ合っていれば合格できます。だから、答えを暗記することから始めるのが、いちばんの近道なのです。

 特に、過去問! 過去問のいいところは、試験の対策にうってつけなのはもちろんのこと、問題をつくる人もまた同じ人間、過去問を参考にしているからです。ゆえに、過去問が有効なのです。

私がこの方法を思いついたきっかけは、単純に時間をかけずに合格したかったからでした。

 問題を一つひとつ解く時間もなく、教科書をじっくり見るのも面倒だなと思ったとき、「どうせ過去問と同じ問題が出るんだから、その答えを覚えればいいんじゃないか」と、ひらめいたのです。小学生のときのカンニングは悪いことと自覚していましたが、いわば、カンニングと一夜漬けをミックスした勉強法です。

 やってみたら、頭を使わないので疲れないし、時間も節約できます。数をこなすうちに、試験に出る問題とそうでない問題の選別も自然とできるようになりました。

 結果、合格できない人が続出していた当時難関の法科大学院入試に、わずか3ヵ月の勉強で合格することができたのです。

 司法試験に合格できなかった同級生の多くは、「教科書を読み、練習問題を解き、過去問を解く」という一般的な勉強をしていました。この方法には大きなデメリットがあります。一生懸命順番通りに勉強して、ようやく過去問にたどり着いたら、今まで勉強していた内容と過去問の傾向が大きく違うケースがあるからです。そこで気づいても、もう試験には間に合いません。これは、悲劇以外の何ものでもないでしょう。

 答えを暗記することから始めるこの方法においては、問題と答えを理解しようとする必要もありません。

 なぜなら、「理解すること」ではなく、「合格すること」がゴールだからです。

 もちろん、理解しているに越したことはありませんが、きちんと理解しようとすると膨大な時間がかかってしまいます。

「理解する順序を変える」だけです。

この勉強法の最大の利点は、最初から無理して理解しようとしなくても、継続して勉強するうちに「自然と」わかってくることです。

 そして、塾や学校の授業も必要ありません。授業は、問題の解き方は教えてくれても先に答えを教えてくれないからです。暗記なら独学で、誰にでもできます。

「問題を解かない、理解しようとしない、答えだけを見る」

 これほど簡単な勉強法はありません。

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佐藤大和 [弁護士]

レイ法律事務所代表弁護士(東京弁護士会所属)
1983年生まれ。宮城県石巻市出身。高校時代、模試では偏差値30のダントツビリで落ちこぼれ。大学生になってから勉強に目覚め、2009年の司法試験に1回目で合格(民事系科目は上位5%以内で合格)。11年、弁護士となり、大手法律事務所を経て、14年4月、レイ法律事務所を設立し、経営者弁護士として、2016年1月には国内の法律事務所でTOP5%以内の事務所規模に成長させる。TBS「あさチャン!」、フジテレビ「バイキング」のコメンテーターのほか、NHK Eテレ「Rの法則」などに出演。フジテレビ「リーガルハイ」、テレビ朝日「グッドパートナー 無敵の弁護士」、日本テレビ「ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜」など数多くの人気ドラマの法的監修も手掛ける。15年9月には『ずるい暗記術 偏差値30から司法試験に一発合格できた勉強法』(ダイヤモンド社)を出版し、ニューヨークタイムズ、スウェーデンの新聞社など海外からも取材も受けるマルチ弁護士として活躍中。

 


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