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金融市場異論百出

欧州議会を支える通訳者・翻訳家
ユーロ危機に瀕する欧州の知恵

加藤 出 [東短リサーチ取締役]
2010年6月9日
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 ロンドンに来て1週間がたった。あらためて驚かされたのは、ロンドンを含む欧州の人的交流の激しさである。英語学校に行ってみると、生徒の国籍は、欧州各地はもちろん、アフリカ、南米などじつに多様だ。

 世界中から若い人びとが大量にやって来ている。彼らは少しでもいい仕事を得ようと必死に勉強している。ちなみに、南欧系(イタリア、スペイン、ポルトガル等)の生徒は、うるさいほど明るく元気である。

 筆者のホームステイ先にも、オランダから来た2人の若いミュージシャンが短期留学で泊まっている。1人はコンピュータミュージック、もう1人はブルース系ギタリストだ。彼らは音楽の勉強に加え、英語学校にも通っている。国際的な活動をするうえでは英語の上達が必要らしい。

 5月最後の週末に、ベルギーのブリュッセルに行ってみた。ロンドンのセント・パンクラス駅から出発するユーロスターに乗って約2時間でブリュッセルに到着する(ドーバー海峡の通過時間はわずか20分)。

 この街も移民が多い。街中の電話会社の広告は、ポーランド、ルーマニア、ウクライナ、トルコ、モロッコ、ガーナ、ナイジェリア、ルワンダ、セネガル、ギニア、コンゴ等との通話料が安いことをアピールしていた。

 ブリュッセルには欧州議会と欧州理事会がある。このためEU全域から人びとがこの街に集まってくる。政治家、官僚だけでなく、通訳・翻訳の専門家もすごく多い。

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加藤 出 [東短リサーチ取締役]

東短リサーチ取締役チーフエコノミスト。1988年4月東京短資(株)入社。金融先物、CD、CP、コールなど短期市場のブローカーとエコノミストを 2001年まで兼務。2002年2月より現職。 2002年に米国ニューヨークの大和総研アメリカ、ライトソンICAP(Fedウォッチ・シンクタンク)にて客員研究員。マネーマーケットの現場の視点から各国の金融政策を分析している。2007~2008年度、東京理科大学経営学部非常勤講師。2009年度中央大学商学部兼任講師。著書に「日銀は死んだのか?」(日本経済新聞社、2001年)、「新東京マネーマーケット」(有斐閣、共著、2002年)、「メジャーリーグとだだちゃ豆で読み解く金融市場」(ダイヤモンド社、2004年)、「バーナンキのFRB」(ダイヤモンド社、共著、2006年)。


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