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医療制度改革の激震に塩野義が打つ次の一手

塩野義製薬社長 手代木 功

週刊ダイヤモンド編集部
2016年3月25日
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2016年度診療報酬改定によって、4月から薬の値段が変わる。一連の医療制度改革を製薬会社はどう受け止めるのか。そして、どう動くのか。

Photo by Kazutoshi Sumitomo

──今回の改定は土壇場で、当初予想を超えて1000億円以上売り上げた薬の値段を引き下げる“巨額再算定”を導入しました。

 いいものを作ったのに、もうかり過ぎたからペナルティーを与えるというのは乱暴です。今回の対象は1000億円以上でしたが、今後750億円以上や500億円以上にする話になりはしないでしょうか。恣意的な運用は困ります。

──医療費の財源には限りがある。ない袖は振れません。

 分かります。ただ、ビジネスの予見性が損なわれることだけは避けてほしい。これくらい利益を出し、ここへ投資をしようという計画が突然崩されるのはしんどい。

──医療制度改革が進めば、医療業界の環境は大きく変わります。予見できれば生き残れる?

 2020年の会社のありたい姿を明確にしており、14年末から、社員に20年時点で自分の今の仕事がどうなっているかを考えるよう促しています。自分の仕事が5年後にあると思わないなら、20年にもっと大事になると思う仕事へ移ってくれと。5年間はパフォーマンスが上がらずとも許容します。

──製薬会社の営業マンであるMR(医薬情報担当者)の在り方は変わりますよね。医療機関と製薬会社の関係に世論の厳しい目が向けられ、業界は資金提供の情報公開など透明化を迫られました。

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