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成功する人の考え方
【第30回】 2016年3月23日
著者・コラム紹介バックナンバー
加地太祐 [経営者、陽明学者]

成功する人が最も気をつけている
人生最大の病

「人生を変えたい」「夢を実現したい」と思う人は多い。しかし、一体どれだけの人がその実現に向け努力しているだろうか。現役の経営者で陽明学者の加地太祐氏は、「成功するためには、何より実践が大事」と説く。本連載では、加地氏の初の著書成功する人の考え方の内容をベースに、成功に必要なポイントをお伝えする。今回のテーマは、成功をめざす人が最も注意しなければいけない病について。

人生最大の病とは

 成功する人が最も注意しなければならない病。

 それは「傲慢」である。

 師は僕に「人生最大の病は傲慢なり」と常々伝えてくれていた。

 誰でも、起業した当初は謙虚で何事にも感謝をする。

 それはどこか苦しさがあるからだ。

 苦しいときや辛いとき、周囲からのあたたかい励ましや助けは、本当に嬉しい。

 しかし、ビジネスが軌道に乗り、ちょっとした成功を手にするようになると、この傲慢という病は発症する。

 確かに、何かに成功することで喜んだり、感動したりするのは構わない。

 しかし、これ以上ない喜びが生まれたとき「有頂天」が生まれ、それまで味わっていた痛みや苦しみを忘れてしまう。

 喜びが天井に届いてはいけない。天井に当たれば、後は下るしかなくなる。

 「足を知る」という言葉は、喜びという天井が低い人に向けての言葉だ。

 自分のことだけで満足する人には、足を知るという言葉が相応しいだろう。

 しかし、社会のことや次世代のことを真剣に考えている人には、その言葉は似合わない。

 だから、自分の喜びの天井をもっと高める必要があるのだ。

 著者のフェイスブックサイトはコチラ→https://www.facebook.com/seikousuru/

病を防ぐワクチン

 この「傲慢」という病は、何も経営者や起業家だけがかかる病ではない。

 「これだけ働いているのに」と妻の悪口を言ったり、いつも仕事で頑張ってくれている夫に感謝をしないのも傲慢という病だ。

 過去をもう一度思い出して欲しい。

 まだ若くて未熟な自分のパートナーになってくれたのは、誰だろう?

 雨の日も風の日も家族のために頑張ってくれるのは、誰だろう?

 世界中に沢山ある会社の中で、自分の会社を選んでくれたのは誰だろう?

 妻や従業員に対して感謝の心が生まれれば、人間はさらに成長する。

 傲慢という病を吹き飛ばすワクチン。それは「感謝」だ。

 沢山の異性が存在する中で自分を選んでくれた。

 数多ある会社の中で自分の会社を選んでくれた。

 いつ死んでもおかしくないのに今日という日を与えられた。

 それを忘れなければ「傲慢」の病に蝕まれることはない。

 インフルエンザに感染しても現状にもどるが「傲慢」に感染すれば、すべてを失ってしまう。

 僕らはすべてを失ってやり直すほど人生は長くない。

 だから、成功する人は必ず謙虚であるといわれている。

積善の家に余慶あり

 成功する人は最大の病とは何かを知っているのだ。

加地太祐(かじ・たいすけ)
1976年大阪生まれ。株式会社aim代表取締役。
阪南大学高等学校中退後、溶接工に。その後、サラリーマンになり英会話スクールに通うが、1年後の2004年に通っていた英会話スクールが倒産。当時の従業員に「給料を数ヵ月もらわぬままオーナーが失踪したので助けてください!」と生徒なのに相談される。月商18万円で家賃支払いが23万円と大赤字なのにもかかわらず、「可哀想だから」と400万円を借金して援助し、サラリーマンを続けながら思いがけずオーナー経営者になる。
しかし、3ヵ月で資金がなくなり、助けてと言った従業員も退職。その後、英会話スクールの経営を実弟にまかせるが、1年後に病死する。この人生のどん底のときに安定したサラリーマンを辞め、給料の出ない英会話スクール経営1本に絞る。その後、NOVAが倒産し英会話教師だった外国人失業者があふれた。彼らを黙って見過ごせないと、生徒が増えたわけでもないのに日払いで外国人を雇う。この行動が新聞に紹介され、それがもとで生徒数が飛躍的に増え、以後、順調に業績を伸ばす。
2015年2月6日、交通事故に合い5日間意識不明に。6日目に目覚めたとき、「このまま死んだら僕はこの世界に何も残していないことになる」と愕然とする。
それがきっかけで、スタッフや愛する娘たちに残せるのは「言葉しかないのだ」と悟り「成功する人の考え方」の連載をスタート。純粋に言葉の力を試すために名前をふせたままスタートするも幸運にも支持を得て開始8ヵ月で3万いいね!を突破。月間リーチ数250万人の人気ウェブサイトに成長する。年間1000人以上の経営者と対話し、会社経営を行う傍ら、1人でも多くの成功者を世に出したいと、日夜、記事の執筆に精力を注いでいる。山田方谷を学ぶ実践塾「方谷塾」塾頭、陽明学者。
所属団体
・盛和塾<大阪> 世話人。稲盛和夫の経営者塾世話人
・EO Osaka<Entrepreneur Organization>理事。アメリカに母体を持つ経営者団体。年商100万ドル以上の経営者が集まる団体
成功する人の考え方HP http://ekusia.com/
フェイスブックページ  https://www.facebook.com/seikousuru/
 

※次回は、3月30日(水)に掲載します。

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かじ・たいすけ/1976年大阪生まれ。株式会社aim代表取締役。
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しかし、3ヶ月で資金がなくなり、助けてと言った従業員も退職。その後、英会話スクールの経営を実弟にまかせるが、1年後に病死する。 この人生のどん底のときに安定したサラリーマンを辞め、給料の出ない英会話スクール経営1本に絞る。 その後、NOVAが倒産し英会話教師だった外国人失業者があふれた。 彼らを黙って見過ごせないと、生徒が増えたわけでもないのに日払いで外国人を雇う。 この行動が新聞に紹介され、それがもとで生徒数が飛躍的に増え、以後、順調に業績を伸ばす。
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