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成功する人の考え方
【第31回】 2016年3月30日
著者・コラム紹介バックナンバー
加地太祐 [経営者、陽明学者]

成功する人は、覚悟の大切さを知っている

「人生を変えたい」「夢を実現したい」と思う人は多い。しかし、一体どれだけの人がその実現に向け努力しているだろうか。現役の経営者で陽明学者の加地太祐氏は、「成功するためには、何より実践が大事」と説く。本連載では、加地氏の初の著書成功する人の考え方の内容をベースに、成功に必要なポイントをお伝えする。今回のテーマは、覚悟の持ち方について。

成功する人は、威圧的な態度をとらない

 昔から「金持ちケンカせず」なんて言葉があるが、実際はどうなのだろう?

 今までに僕が出会った成功する人たちは、常にやさしく、落ち着いていて余裕がある人が多かった。

 いつも誰かに気を配り、配慮し、傲慢な態度すら見たことがない。

 「こんな人が厳しいビジネスの世界で勝ち抜けるのか?」と、感じるくらいの雰囲気を持つ人もいる。

 逆に気が荒く、誰とでもケンカしたり、飲食店に入っても当たり前のようにスタッフの人に威圧的な態度を取ったり、乱暴な言葉を使う人に成功する人は見当たらない。

 確かに、お店によっては要望通りに行かない場合もあるが、それを威圧的な態度や暴言で解決しようとされると、僕は帰りたくなってしまう。

 食事の目的はおいしい食べ物を頂きながら、仲間と親睦を深める場合が多い。乱暴な言葉を使うと、その場が台無しになってしまうからだ。

 そんな目的をしっかり理解する成功する人は、無意味に威圧的な態度は取らないし、基本的にふだんから攻撃的ではないと感じている。

 しかし、おっとりした性格でビジネスの世界で勝ち残ることができるのだろうか?

 著者のフェイスブックサイトはコチラ→https://www.facebook.com/seikousuru/

覚悟が結果を決める

 そんな疑問を持った僕は、ある成功する人に話を聞いたことがあった。

 その人の雰囲気はとてもやさしく、ケンカや競争などにも縁がないような優しい方だった。

 僕はこんな質問をしてみた。

 「ビジネスではある種、競争の部分があると思います。しかし、いつ見ても先輩は優しくて、どこかフンワリしている感じがします。先輩は今まで怒ったりケンカしたことは、ありますか?」

 すると先輩はこう答えた。

 「今はこう見えますが、僕は若い頃はケンカに明け暮れていました。ヤクザにでもなろうと思ったくらいでしたよ」

 「カラダも大きかったですしケンカでは負けないと思っていました。しかし、あるケンカで僕は勝てない相手と出会いました」

 「その相手は僕よりもカラダは小さく、そして非力でした。しかし、僕の命を奪う覚悟を持っていました」

 「僕は、確かにケンカでは負けた事はありませんでした。しかしケンカは所詮、殴ったり、殴られたりのレベルであって、相手の命を奪う覚悟まではありません。しかし、初めて自分の命を奪おうとする相手と出会ったとき、僕は心底恐怖を感じました」

 「俺はこの人には勝てない。そう思ったとき、恐怖と覚悟の意味を理解しました。そこからです。ケンカをやめたのは」

 先輩は僕に、ケンカを含むトラブルというのはチカラのあるなしに関わらず、覚悟した方が勝つと伝えてくれた。

 もちろん、生きていく過程でケンカやトラブルは少なからずあるだろう。

 しかし、覚悟のないトラブルには大きな危険がともなっている。

 どんな戦いでも相手に覚悟があれば、覚悟のない人間は負けるのだ。

 これはビジネスでも同様だ。

 大きな挑戦をするとき、成功する人は必ず覚悟をもって取り組む

 その覚悟の差が、考えるチカラや努力へと姿を変えて結果につながるのだ。

 だから、成功する人は覚悟のないケンカはしないのだ。

加地太祐(かじ・たいすけ)
1976年大阪生まれ。株式会社aim代表取締役。
阪南大学高等学校中退後、溶接工に。その後、サラリーマンになり英会話スクールに通うが、1年後の2004年に通っていた英会話スクールが倒産。当時の従業員に「給料を数ヵ月もらわぬままオーナーが失踪したので助けてください!」と生徒なのに相談される。月商18万円で家賃支払いが23万円と大赤字なのにもかかわらず、「可哀想だから」と400万円を借金して援助し、サラリーマンを続けながら思いがけずオーナー経営者になる。
しかし、3ヵ月で資金がなくなり、助けてと言った従業員も退職。その後、英会話スクールの経営を実弟にまかせるが、1年後に病死する。この人生のどん底のときに安定したサラリーマンを辞め、給料の出ない英会話スクール経営1本に絞る。その後、NOVAが倒産し英会話教師だった外国人失業者があふれた。彼らを黙って見過ごせないと、生徒が増えたわけでもないのに日払いで外国人を雇う。この行動が新聞に紹介され、それがもとで生徒数が飛躍的に増え、以後、順調に業績を伸ばす。
2015年2月6日、交通事故に合い5日間意識不明に。6日目に目覚めたとき、「このまま死んだら僕はこの世界に何も残していないことになる」と愕然とする。
それがきっかけで、スタッフや愛する娘たちに残せるのは「言葉しかないのだ」と悟り「成功する人の考え方」の連載をスタート。純粋に言葉の力を試すために名前をふせたままスタートするも幸運にも支持を得て開始8ヵ月で3万いいね!を突破。月間リーチ数250万人の人気ウェブサイトに成長する。年間1000人以上の経営者と対話し、会社経営を行う傍ら、1人でも多くの成功者を世に出したいと、日夜、記事の執筆に精力を注いでいる。山田方谷を学ぶ実践塾「方谷塾」塾頭、陽明学者。
所属団体
・盛和塾<大阪> 世話人。稲盛和夫の経営者塾世話人
・EO Osaka<Entrepreneur Organization>理事。アメリカに母体を持つ経営者団体。年商100万ドル以上の経営者が集まる団体
成功する人の考え方HP http://ekusia.com/
フェイスブックページ  https://www.facebook.com/seikousuru/
 

※次回は、4月6日(水)に掲載します。

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かじ・たいすけ/1976年大阪生まれ。株式会社aim代表取締役。
阪南大学高等学校中退後、溶接工に。その後、サラリーマンになり英会話スクールに通うが、1年後の2004年に通っていた英会話スクールが倒産。当時の従業員に「給料を数ヶ月もらわぬままオーナーが失踪したので助けてください!」と生徒なのに相談される。 月商18万円で家賃支払いが23万円と大赤字なのにも関わらず、「可哀想だから」と400万円を借金して援助し、サラリーマンを続けながら思いがけずオーナー経営者になる。
しかし、3ヶ月で資金がなくなり、助けてと言った従業員も退職。その後、英会話スクールの経営を実弟にまかせるが、1年後に病死する。 この人生のどん底のときに安定したサラリーマンを辞め、給料の出ない英会話スクール経営1本に絞る。 その後、NOVAが倒産し英会話教師だった外国人失業者があふれた。 彼らを黙って見過ごせないと、生徒が増えたわけでもないのに日払いで外国人を雇う。 この行動が新聞に紹介され、それがもとで生徒数が飛躍的に増え、以後、順調に業績を伸ばす。
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 ・盛和塾<大阪> 世話人 稲盛和夫の経営者塾世話人
 ・EO Osaka<Entrepreneur Organization> 理事 アメリカに母体を持つ経営者団体。年商100万ドル以上の経営者が集まる団体

 


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いつの時代も変わらない、成功をめざす人が身につけたい思考と行動の原理原則とは何かを、経営者であり、陽明学者でもある著者がやさしく語りかける。フェイスズックで月間リーチ数250万を超える人気コラムの作者がダイヤモンド・オンラインの読者に特別に贈る人生を変えるヒント。

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