ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
瞬間モチベーション
【第2回】 2016年4月27日
著者・コラム紹介バックナンバー
シャンタル・バーンズ,藤原朝子 [学習院女子大学]

思考が現実になるシンプルな理由

1
nextpage

BBC、ワーナーなど世界の一流企業でコーチングを行ってきた著者が、その手法を徹底解説。一瞬で「やる気」を手に入れるための8つの方法とは? 『瞬間モチベーション』よりモチベーション低下に悩む人に役立つコンテンツを公開していきます。第2回は私たちの「思考」がなぜ現実になるのかについて、シンプルな原理を紹介します。

目に見える世界は「思考」がもたらしたもの?

私は長年、営業関係の仕事をしていました。この分野は、顧客と信頼関係を構築して維持する能力が、成功のカギとなります。私の最初の上司はよくこう言っていました。「見た目に気をつけろよ。認識は現実なんだから

当時の私は、「なるほどね」とは思いましたが、その言葉の真の意味がわかったのは、ずっと後のことです。

偉大な思考者の多くは、人間は世界を直接経験しているのではないと言います。人類初の天才科学者とされるアリストテレスは、すべての概念と知識は認識によってできていると説きました。アインシュタインにも有名な言葉があります。「現実は錯覚にすぎない。非常にしぶとい錯覚だけどね」

でも、世界は自分の外に独立して存在するように見えると、多くの人は言います。人間、建物、暖かい太陽、そよ風に揺れる木、近所の人の声。たしかに実体のあるリアルな世界が、私たちとは独立して存在するような気がします。

確かにそれは事実ですが、最高のイリュージョンと同じで、すべてが見た目とまったく同じというわけではありません。あなたが経験することは、思考の原理によって生み出され、あなたの意識によって現実に見えたり、感じられたりしているのです。

この記事を読む経験も、純然たる認識です。確かに記事は存在しますが、その存在は中立的な光のデータとしてあなたの目に入り、網膜にぶつかって、電気化学的衝動を生みます。その衝動が神経線維を通じて後頭部に達し、脳が猛スピードで過去の経験(本を認識して本と呼ぶこと)と照らし合わせて、「これは記事に見える。だから記事に違いない」という解釈を弾き出します。

私たちは思考を使って過去を考えます。すると仮説がもたらされ、未来に向けた期待(これも思考の一つ)が生み出されます。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
自分の時間を取り戻そう

自分の時間を取り戻そう

ちきりん 著

定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
生産性は、論理的思考と同じように、単なるスキルに止まらず価値観や判断軸ともなる重要なもの。しかし日本のホワイトカラー業務では無視され続け、それが意味のない長時間労働と日本経済低迷の一因となっています。そうした状況を打開するため、超人気ブロガーが生産性の重要性と上げ方を多数の事例とともに解説します。

本を購入する
著者セミナー・予定
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


若い起業家からCEOまで、世界中のさまざまなビジネスパーソンにアドバイスを行っているリーダーシップ・コーチ、メンター。BBCやタイム・ワーナーをはじめとして世界中の有名企業を指導している。三度の来日経験があり、日本でもコーチングを行っている。個人や組織のパフォーマンスを向上させるプログラムには世界各地で定評がある。

 

藤原朝子[学習院女子大学]

 

学習院女子大学非常勤講師。フォーリン・アフェアーズ日本語版、ロイター通信などで翻訳を担当。訳書に『撤退するアメリカと「無秩序」の世紀』(ダイヤモンド社)、『ハーバードビジネススクールが教えてくれたこと、教えてくれなかったこと』(CCCメディアハウス)、『未来のイノベーターはどう育つのか ―― 子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの』(英治出版)など。

 


瞬間モチベーション

一瞬でモチベーションが上がる! 読むだけで不安、ストレスやプレッシャーから自由になる! 心がスッとラクになるBBCやワーナーも採用する「やる気」のつくり方を解説します。集中力が上がって。仕事や勉強のパフォーマンスをあげる即効のモチベーション術です。

「瞬間モチベーション」

⇒バックナンバー一覧