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知らないと損する!医療費の裏ワザと落とし穴

がんになって「かかるお金」と「かけるお金」の違い

早川幸子 [フリーライター]
【第119回】 2016年7月14日
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 「がん」=「たくさんお金がかかる病気」というイメージを持っている人は多いのではないだろうか。

 2012年2~3月に、国立がんセンター中央病院の相談支援センターに寄せられた相談内容には、退院後の療養の場、在宅医療などに続いて、お金に関することが上位に上がっている。

 がんに限らず、大きな病気をすると、検査や手術などの医療費のほか、入院や通院にともなう交通費などで、健康なときにはなかった出費がある。

 だが、公的な健康保険で医療費の大半はカバーできるので、自己負担するお金は案外低い。がんも同じように健康保険が適用されるのだが、なぜか、「がんは医療費が高い」というイメージがつきまとう。

 だが、「高い」という理由を探っていくと、誰もが使うわけではない先進医療費や差額ベッド料などが含まれていたりする。また、健康補助食品を購入したり、盛大な快気祝いをしたりすれば、それだけ出費は増える。だが、それらは必ずしも「かかるお金」ではなく、個人の希望や都合で「かけたお金」だ。

 がん治療をする上で、どこまでが絶対にかかるお金で、どこからが個人の選択によるものなのか。これを知っておくと、がん治療の経済的な不安はずいぶんと解消される。

 そこで、今回は、がん治療にまつわる医療費や雑費を「かかるお金」と「かけるお金」に分けて、治療費の備えについて考えてみたい。

絶対に「かかるお金」は
それほど高額ではない

 がんと診断されて、病院で治療することになった場合に、必ず「かかるお金」は次の4つ。

 「かかるお金」
 医療費の自己負担分
 入院中の食事療養費
 入院や手術に必要な備品の購入費
 交通費 など

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早川幸子(はやかわ・ゆきこ) [フリーライター]

1968年、千葉県生まれ。明治大学文学部卒業。編集プロダクション勤務後、99年に独立し、以後フリーランスのライターとして女性週刊誌やマネー誌に、医療、民間保険、社会保障、節約などの記事を寄稿。現在、ダイヤモンドオンライン「知らないと損する! 医療費の裏ワザと落とし穴」、医薬経済社「ウラから見た医療経済」などのウェブサイトに連載中。13年4月から朝日新聞土曜版be on Saturday(青be)の「お金のミカタ」を執筆。「日本の医療を守る市民の会」発起人。


知らないと損する!医療費の裏ワザと落とし穴

国民の健康を支えている公的医療保険(健康保険)。ふだんはそのありがたみを感じることは少ないが、病気やケガをしたとき、健康保険の保障内容を知らないと損することが多い。民間の医療保険に入る前に知っておきたい健康保険の優れた保障内容を紹介する。

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