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老後のお金クライシス! 深田晶恵

乳がんでかかる医療費はいくら?男性も他人事ではない!

深田晶恵
【第40回】 2016年6月15日
著者・コラム紹介バックナンバー
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かかる医療費は「再発防止の治療」の
コースにより大きく異なる

 昨年秋以降、芸能人の乳がん罹患の発表が相次いでいる。私の周囲でも、昨年は同居している夫の母(82歳)や、仲の良い友人が乳がんになったことから、乳がん発症のピーク年齢である同世代の友人たちから「乳がんになったら治療費はいくらかかるの? 今入っている保険で大丈夫かな」と尋ねられることが増えている。

 今回は、乳がん治療にかかる医療費とその備え方について取り上げる。この連載コラムの読者の多くは男性なので「もし、妻や母親が乳がんになったら」という視点で読み進めてほしい。

 まず知っておきたいのは、乳がんは手術後に再発予防の治療が長く続くこと。治療が長期にわたるとお金もかかることになる。義母の場合は、結果として手術後はホルモン療法だけですみ、10日間の入院・手術費用は自己負担1割で7万円弱だった。退院後のホルモン療法は、3ヵ月に1回の通院で1回3000円弱で済んでいる。

 一方友人の場合は、手術後の病理結果でリンパ節転移が認められ、転移部分は手術で取り切れているが、再発予防のための抗がん剤治療をすることになった。加えて乳房温存手術だったため、抗がん剤のあとに放射線治療の予定もある。医療費は義母に比べ負担の重いものになった。

 再発予防の治療は、抗がん剤や放射線、ホルモン療法があり、どの治療コースになるのかは乳がんのタイプや広がりによって決まる。すべて必要な場合もあれば、ホルモン療法だけの場合もあり、医療費もコースや薬の種類によって異なる。

 友人の医療費の例を取り上げながら、医療保険やがん保険でどの程度カバーできるのかを見ていこう。

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深田晶恵 

ファイナンシャルプランナー(CFP)、(株)生活設計塾クルー取締役。

1967年北海道生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である「生活設計塾クルー」のメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じて「買い手寄り」のマネー情報を発信している。20年間で受けた相談は4000件以上。日本経済新聞、日経WOMAN、レタスクラブ等でマネーコラムを連載、ほかにダイヤモンド・オンラインでの『40代から備えたい 老後のお金クライシス!』のネット連載も 好評。

主な著書に『30代で知っておきたいお金の習慣』、『投資で失敗したくないと思ったら、まず読む本』『住宅ローンはこうして借りなさい 改訂5版』(共にダイヤモンド社)、『共働き夫婦のための「お金の教科書」』、『図解 老後のお金安心読本』(共に講談社)他多数。
1967年北海道生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である「生活設計塾クルー」のメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じて「買い手寄り」のマネー情報を発信している。18年間で受けた相談は3500件以上。日本経済新聞、日経WOMAN、ダイヤモンド・オンライン等でマネーコラムを連載中。
主な著書に『30代で知っておきたいお金の習慣』『投資で失敗したくないと思ったらまず、読む本』、『住宅ローンはこうして借りなさい 改訂5版』(共にダイヤモンド社)(共にダイヤモンド社)、『共働き夫婦のための「お金の教科書」』『図解 老後のお金安心読本』(共に講談社)他多数。


老後のお金クライシス! 深田晶恵

「年金崩壊」「定年後破産」などの恐ろしい言葉が飛び交う少子高齢化の現代ニッポン。老後の生活を支えるお金について熟知しておくことは、もはや誰にとっても待ったなしだ。30代でも早すぎない、40代なら今まさに備えを始めたい、老後資金のあれこれを人気FPがわかりやすく指南する。

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