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1秒で「気がきく人」がうまくいく
【第14回】 2016年7月28日
著者・コラム紹介バックナンバー
松澤萬紀 [日本ホスピタリティー・マナー研究所・代表]

上司が部下をホメられない「1つの理由」とは!?

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ANA客室乗務員12年。500万人のお客様から学んだ「気がきく人」の1秒の習慣。その業界でダントツの成果を上げている人に共通していたのは、ほんの「1秒」という時間の中で判断を下し、非常に「気がきく習慣」をいつも実行しているということです!

上司は「自分が好かれたいために、
相手をほめていると思われるのが嫌」と思っている

 コミュニケーションにおいて、「ほめる」ことの大切さはよく知られていますが、「なぜ、ほめる必要があるのか」、その理由に気づいていない人が多いように思います。

 ある大手企業の局長が「ほめるのは好きではない」というので、その理由をうかがうと、

「自分が好かれたいために、相手をほめていると思われるのが嫌だ」


とおっしゃっていました。

 この局長のお気持ちもわかりますが、私ならこう考えます。

自分のためにほめるのではなく、「相手のため」にほめるのです。

 なぜならば、ほめるという行為は「相手に自信を持たせるため」であり、「相手の背中を押してあげるため」だからです。

 もちろん、相手の成長を望むなら、ときには厳しい指摘をしなければいけないこともあります。

 ですが、怒るだけでは相手を萎縮させてしまいます。自信を持たせることが目的なのに、逆に、自信を失わせてしまうかもしれません。

 心理学者の中には、「ポジティブな感情とネガティブな感情がおよそ3:1の比率になっていると、人は意欲的に働くことができる」という研究結果を発表している方がいるそうです。

つまり、「1回叱ったら3回以上ほめることが必要で、それ以上、叱ってしまうと、人は自信を失う」というのです。

 比率がいくつであれ、人の成長には、「叱る」よりも多くの「ほめ」が必要であると私は考えています。

 なぜなら、研修中、ほめることで多くの受講生が自信を持つ場面に、何度も出会っているからです。

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松澤萬紀(まつざわ・まき) [日本ホスピタリティー・マナー研究所・代表]

日本ホスピタリティー・マナー研究所・代表。幼少期よりCA(客室乗務員)に憧れ、8回目の試験で念願のCAに合格。ANA(全日空)のCAとして12年間勤務する。トータルフライトタイムは8585.8時間(地球370周分)。在職中に、「社内留学制度」に合格し、西オーストラリアに留学。現地学生とともに「ホスピタリティー」を学ぶ。ANA退社後は、ホスピタリティー・マナー講師、CS(顧客満足度)向上コンサルタントとして活動。関西人ならではのユーモラスな講義で、過去最多の年は、年間登壇回数200回以上。総受講者数は、2万人以上。リピート率は97%に達し、1年後の研修も決まっている。「礼法講師」資格、「日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー」資格も持ち、「笑顔と思いやりからはじまるマナー」を、「3つのK(行動・気づき・心)」ですぐに行動化できることを目的とした人財育成を行う。「新入社員研修」「 管理職研修」「 接遇研修」などを中心に、幅広い層に対して豊富な研修実績を持つ。とくに「新入社員研修」に関しては定評があり、100%のリピート率をほこる。また、企業研修のみならず、高校、大学でも講座を行った経験があり、毎回、大好評を博している。また、読売テレビ「ミヤネ屋」、乃木坂46の番組である日本テレビ「NOGIBINGO! 5」・「news every.」、TBSテレビ「はなまるマーケット」、ラジオ「J-WAVE」などへの出演、毎日新聞にも掲載されるなど、メディアでも活躍中。著書に、11万部を突破した『100%好かれる1%の習慣』、『【図解】100%好かれる1%の習慣』があり、台湾や韓国でも、翻訳され、人気を博している。


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