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ぼくは「技術」で人を動かす――リーダーの「つまずきと勘違い」に効くレシピ
【第3回】 2015年2月12日
著者・コラム紹介バックナンバー
髙島宏平

「口下手」でも大丈夫!
「ほめベタ」リーダーのための2つの武器

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「普段厳しく接しているから、どうしてもうまくほめられない」
「口下手なので、部下をほめようとすると白々しい言葉になってしまう」
リーダーにとって、部下の成長は嬉しいもの。ところが、ほめようとしたけどうまく伝えられずに部下のモチベーションが下がってしまった、ということ、ありませんか? リーダーは「口下手」でも構いませんが、「ほめる」をしなければ、チームはどこかでつまずいてしまいます
「悩めるチームリーダーにこそ、『技術』が必要だ」との思いで『ぼくは「技術」で人を動かす』を執筆したオイシックス社長髙島宏平氏が、とっておきの「レシピ」を紹介! 今回のテーマは、多くのリーダーが悩みを抱える「ほめ方」です。

【リーダーのつまずき】
口下手だし、いつも厳しく接しているから
ほめられない……

 照れくさい。普段は怒ってばかりいるから、いきなりはほめられない。口下手でうまく言えない。

 「どうしてもほめるのが苦手」というチームリーダーも存在します。的確に上手に叱れる人はあまりほめ上手ではなく、逆にほめるのは上手だけれど厳しいことは言えない人もいます。叱ることとほめること、チームリーダーなら両方やらなければなりませんが、得手不得手はあって当然です。それならテクニックで補うことにしましょう。

 実は私もほめるのが苦手です。だからこそ、ほめ下手な人にもハードルが低くて有効なほめ方を編み出しました。

ほめるのが苦手なリーダーは、上手な人に頼んで自分のチームのメンバーをほめてもらう。

 これは手抜きのように見えて非常に有効なテクニックです。

 「叱るのが上手なリーダーは、叱るのが好き」というケースはほとんどありません。重い荷物を持つ力はあるけれど、荷物を持つのが好きな人はいないようなものです。叱るのはいくら得意でも大変だし、精神的にも疲れます。

 しかし、ほめるとなれば話は別です。ほめるというコミュニケーションは喜びや感謝というリアクションを伴うので、ほめ上手なリーダーの多くはほめることが好きなものです。頼まれたら、快く引き受けてくれるでしょう。

他のチームのリーダーと組んで、お互いのチームを斜めにほめあうのもいいでしょう。

 営業一課のリーダーであるあなたは、営業二課のメンバーに対してこう声をかけます。

 「この前、二課のリーダーがあなたのことをすごくほめてたよ。あいつがほめるの、あんまり聞いたことないけどね」

 営業二課のリーダーには、あなたのチームである営業一課のメンバーを、同じようにほめてもらいます。特に厳しくしているメンバーについて有効です。

 「最近、厳しく接しているけど、最近の伸びはすごいなって、一課のリーダーが言っていたよ」

 これはつまり、“斜めにほめるコミュニケーション”です。直属の上司からほめられるより、「直属の上司がほめている」と他部署の上司から聞かされるほうが、メンバーは信憑性が高いと感じます。決してお世辞とは思いませんし、日頃厳しくしているフォローなどと曲解することもないでしょう。

{ほめベタのリーダー}に効くレシピ1
「斜めのコミュニケーション」でほめる

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ぼくは「技術」で人を動かす――リーダーの「つまずきと勘違い」に効くレシピ

間もなく創業15年、世界で初めて「生鮮食品のネット通販ビジネス」を実現し、2013年には東証マザーズへの上場も果たしたベンチャー「オイシックス株式会社」。このオイシックスを率いる髙島宏平氏を、創業当時最も苦しめたのは、「人」の問題でした。

「こんな寄せ集めのチームで勝てるわけがない!」
「一体感がなく、個人プレーに走るメンバーが多い」
「チームに負け癖がついていて、どこから手をつけていいかわからない……」

経験もカリスマもない26歳の髙島氏が、悩んだすえに見つけたのは、他のリーダーの「スキル」や「技術」を真似すること。「人間性」は真似できないけど、言葉のかけ方や行動習慣といった「スキル」なら真似できる――。
こうした気づきから15年弱、髙島氏がコツコツと集め、この度『ぼくは「技術」で人を動かす』にまとめた「レシピ」の数々から、多くのチームリーダーの悩み、つまずき、勘違いを治療し、さらに勝てるチームづくりに役立つ「レシピ」を紹介します。

「ぼくは「技術」で人を動かす――リーダーの「つまずきと勘違い」に効くレシピ」

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