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一流の睡眠
【第2回】 2016年8月6日
著者・コラム紹介バックナンバー
裴英洙 [医師・MBA/ハイズ株式会社代表取締役社長]

「起床→即行動」2つのコツ:医師×MBAが教える現実的な快眠戦略

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睡眠の悩みを解消するための情報は、これまでにも、さまざまなメディアでたくさん紹介されてきました。でも……。

・8時間眠りなさい
・できれば「22時」に眠りなさい
・規則正しく栄養管理の行き届いた食事を摂りなさい
・睡眠時間を確保することから1日をスケジューリングしなさい

「……いやいや、そんなの無理だから! 」

そう思ったことはありませんか? 

いわゆる「睡眠の常識」と、ビジネスパーソンの実態はかけ離れているのです。そこで本連載では、医師とビジネスパーソン両方の視点と経験を併せ持つ著者が、新刊『一流の睡眠』から、現実的かつ具体的な「睡眠問題解決法」を教えます。

第2回は、目覚めが良くなる2つのコツを紹介します。

 

「早起きしようと思ってもなかなか起きられない」
「目覚めてもしばらく起き上がれない」
「あと5分、布団にいさせてくれ……」


 誰でも一度は味わったことのある感覚でしょう。

 快適な目覚めで「今日もがんばるぞ!」と思えるか、だるい体を起こして気力を振り絞って布団から這い出すか。寝起きの状態は、1日のモチベーションに大きな影響を与えます。スッキリと快適に目覚めた朝は、1日を通して気持ちよく過ごせます。

 そんな快適な朝を迎えるためには、いくつかのコツがあります。

ビジネスパーソンは
「自然と」夜型になる

 朝、太陽の光とともに目覚めるという習慣は、人間が太古の昔から繰り返してきたことです。このあたりまえの事実が、人間の健康にとても重要な役割を果たします。人間の体内時計は、朝、太陽の光とともにリセットされ、1日のリズムを調整するからです。

 1日が24時間であるのに対して、人間の体内時計のサイクルは約25時間だと言われます。放っておけば毎日1時間ずつサイクルがズレていくわけですが、朝日を浴びることで、人間はこの1時間のズレをリセットしているのです。

 午前中の日光は、体内時計を早める効果がある一方、夕方から深夜にかけての光は体内時計を遅らせる効果があります。つまり、光を浴びるタイミングが不安定になると、朝の目覚めや、夜の眠気が出てくる時間帯が不安定になるのです。

 1日24時間に対して体内時計が25時間ということは、人間の体は夜更かししやすいようにできていると言えます。つまり、放っておけば、誰でも徐々に夜型になっていくのです。さらに、深夜のコンビニ通いなど、夜に強い光を浴びる生活を続けていると、夜型化に拍車がかかり、「遅寝遅起き」というビジネスパーソンにとって良くないスパイラルに入りやすくなります。

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 ですから、朝イチからバリバリと仕事をこなしたい人は、夜間の強い光を避けて、意識的に朝日を浴びて、体内時計のリセットを促す工夫を施す必要があります。

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裴英洙 [医師・MBA/ハイズ株式会社代表取締役社長]

はい・えいしゅ/医師・医学博士、MBA。ハイズ株式会社代表取締役社長。

 

1972年奈良県生まれ。 金沢大学医学部卒業、金沢大学大学院医学研究科修了。金沢大学医学部卒業後、金沢大学第一外科(現・心肺・総合外科)に入局し、大学病院や基幹病院を中心に、主に胸部外科(肺がん、心臓病など)に従事し、日々手術に明け暮れる。その後、金沢大学大学院に入学し、外科病理学を専攻し医学博士を取得。さらに、病理専門医を取得し、市中病院にて病理医として病気の最終診断にかかわり、年間1万件以上の重大疾病の診断をこなす。

また、医師として働きつつ慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應ビジネス・スクール)にて医療政策・病院経営の第一人者の田中滋教授に師事。同ビジネス・スクールを首席で修了。フランスグランゼコールESSEC大学院交換留学。ビジネス・スクール在学中に医療機関再生コンサルティング会社を設立。多数の医療機関の経営支援、ヘルスケア企業の医学アドバイザー業務などを行なっている。 現在も医師として臨床業務をこなしつつ、臨床の最前線からのニーズを医療機関経営に活かすハンズオン型支援を行なう。

著書に『10の仕事を1の力でミスなく回すトリアージ仕事術』『なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか』(ダイヤモンド社)、『医療職が部下を持ったら読む本』(日経BP社)などがある。

 


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