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ベイスターズが目指す「愛される球団」づくりで野球人気復活なるか

加藤 力
2016年8月18日
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地上波放送からはほぼ消えたが…
実は増え続ける球場動員数

 プロ野球中継は地上波からほぼ消えたが、球場に足を運ぶファンは増加している。日本プロ野球選手会のデータによると、2015年度は、セ・リーグが1351万人と1992年の過去最高(1384万人)に迫る動員数を記録。パ・リーグは1073万人と過去最高を記録した。

横浜DeNAベイスターズが提供する多彩なシートのひとつ「リビングBOXシート」。靴を脱いで観戦でき、家族連れに人気だ

 2005年度と比較した観客動員数の増加率では、1位広島カープの2.01倍、2位横浜DeNAベイスターズの1.86倍、3位楽天イーグルスの1.56倍となっている。

 カープは、女性向けプロモーションで「カープ女子」を生んだ。ベイスターズは、満足度に応じて返金する「全額返還チケット」など数々の施策、イーグルスは「世界のビールと肉まつり」などのイベントを多数開催。それぞれ独自の集客プロモーションが実を結んだといえよう。

 かつては巨人戦のテレビ放映権を収益の柱に、球団は親会社の広告塔として、少々の赤字には目つぶる歪んだ経営がまかり通っていた。テレビ放映権がアテにできなくなった今、球場への集客策なしでは経営が成り立たない。こうした背景のもと、野球だけでなく、様々な楽しさを提供するメジャーリーグのようなボールパーク化の潮流が本格化しようとしている。

 その流れをつくっている球団のひとつが、横浜DeNAベイスターズである。同球団は、いち早く「コミュニティボールパーク」化構想を掲げ、先述したような成果をあげてきた。とくにDeNAが経営に参入してから4年間で年間総動員数は65%伸びている(ベイスターズ調べ)。いったいボールパークとは何が魅力なのか。ベイスターズの施策をもとに紐解いていこう。

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