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米GM フリッツ・ヘンダーソン社長
「われわれに与えられた猶予は90日間」

昨年末に米政府から“つなぎ融資”を受け、ひとまず倒産の危機を回避したゼネラルモーターズ(GM)だが、1月の米国販売台数はほぼ半減し、再建の行方は現在も予断を許さない。しかも、3月末までに再建の実現可能性を示すことができなければ、政府は融資全額の返済を求める条件になっている。その場合、連邦破産法適用申請が濃厚になる。再建へのハードルが高まる中、1月に開かれた北米デトロイトモーターショーで、GMのフリッツ・ヘンダーソン社長兼最高執行責任者(COO)を直撃インタビューした。

米ゼネラル・モーターズ(GM) フリッツ・ヘンダーソン社長兼COO

―米政府からの公的支援の条件として、再建の実現可能性を提示することが求められている。具体的には、労務費の大幅な削減のほか、債務の3分の2を株式化により圧縮することなどだ。それらは実現可能なのか。また、そのほかにも再建の実現可能性を証明する手だてはあるのか。

 今言えることは、とにかく当社に与えられた90日間の期限の中で、求められていることや、できることを何でもアグレッシブに実行するということだ。魔法の解決策もサプライズもない。

―政府は、リストラ計画の積み増しなどで全米自動車労組(UAW)から大幅な譲歩を引き出すよう求めているが、実現しそうか。

 われわれは過去にも、UAWと協力してリストラ計画をまとめる能力を実証してみせたが、今回再びこの能力がテストされている。しかし、私はそのテストに合格する自信がある。そして、UAWも問題を複雑化させるのではなく、解決することに最大限貢献しようと努力している。経営に対する彼らのスタンスはここ数年で明らかに変わった。躊躇している時間的余裕などないことは、労使の共通認識だ。

―ブッシュ政権が決めた“つなぎ融資”の承認を委ねられたオバマ新政権からは、何か新しい条件を求められたか。また、GMが要請している追加政府支援について何か示唆はあったか。

 今のところ正式には何もない。ただ、(つなぎ融資の承認にせよ、追加支援にせよ)オバマ政権が求めることはブッシュ政権とおそらく同じで、再建の実現可能性と競争力の所在の提示だろう。いずれにせよ、間もなく何らかのインディケーションがあると思っている。

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世界同時不況、先進国市場の成熟化、環境投資負担の三重苦に苦しむ自動車産業。2009年は、淘汰の嵐が吹き荒れそうだ。勝ち残るメーカーの条件とは何か。日米欧大手各社の首脳に聞く。

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