【第2回】 2009年02月06日
米GM フリッツ・ヘンダーソン社長
「われわれに与えられた猶予は90日間」
昨年末に米政府から“つなぎ融資”を受け、ひとまず倒産の危機を回避したゼネラルモーターズ(GM)だが、1月の米国販売台数はほぼ半減し、再建の行方は現在も予断を許さない。しかも、3月末までに再建の実現可能性を示すことができなければ、政府は融資全額の返済を求める条件になっている。その場合、連邦破産法適用申請が濃厚になる。再建へのハードルが高まる中、1月に開かれた北米デトロイトモーターショーで、GMのフリッツ・ヘンダーソン社長兼最高執行責任者(COO)を直撃インタビューした。
![]() |
| 米ゼネラル・モーターズ(GM) フリッツ・ヘンダーソン社長兼COO |
―米政府からの公的支援の条件として、再建の実現可能性を提示することが求められている。具体的には、労務費の大幅な削減のほか、債務の3分の2を株式化により圧縮することなどだ。それらは実現可能なのか。また、そのほかにも再建の実現可能性を証明する手だてはあるのか。
今言えることは、とにかく当社に与えられた90日間の期限の中で、求められていることや、できることを何でもアグレッシブに実行するということだ。魔法の解決策もサプライズもない。
―政府は、リストラ計画の積み増しなどで全米自動車労組(UAW)から大幅な譲歩を引き出すよう求めているが、実現しそうか。
われわれは過去にも、UAWと協力してリストラ計画をまとめる能力を実証してみせたが、今回再びこの能力がテストされている。しかし、私はそのテストに合格する自信がある。そして、UAWも問題を複雑化させるのではなく、解決することに最大限貢献しようと努力している。経営に対する彼らのスタンスはここ数年で明らかに変わった。躊躇している時間的余裕などないことは、労使の共通認識だ。
―ブッシュ政権が決めた“つなぎ融資”の承認を委ねられたオバマ新政権からは、何か新しい条件を求められたか。また、GMが要請している追加政府支援について何か示唆はあったか。
今のところ正式には何もない。ただ、(つなぎ融資の承認にせよ、追加支援にせよ)オバマ政権が求めることはブッシュ政権とおそらく同じで、再建の実現可能性と競争力の所在の提示だろう。いずれにせよ、間もなく何らかのインディケーションがあると思っている。
Special Topics
インデックス
Pick Up
新着トピックス
- 田中秀征 政権ウォッチ
- 鳩山首相「発言のブレ」正当化に疑問を呈す
- 「稼げるチーム」をつくる!営業マネジャーの教科書
- 叱っても部下が辞めない!? 上司が知っておくべき「叱る技術」
- 評価が上がる!上司を味方にする技術
- 上司に好かれる話の聴き方、嫌われない質問の方法
- 「引きこもり」するオトナたち
- 「引っ込み思案の目立ちたがり屋」が 陥りやすい“社会不安障害”の苦しみ
- inside Enterprise
- キヤノン、日立の液晶合弁 “婚約”すれど“結婚”できぬ理由
- 美人のもと
- 鳩
- 堀尾研仁の“使える!ゴルフ学”
- 【第34回】アマチュアゴルファーのお悩み解決セミナー Lesson34「フェアウェイバンカーからクリーンにボールを打つコツ」
- China Report 中国は今
- 優秀な中国人学生を採用できなくなった日本企業
ダイヤモンドオンラインplus 知っておきたい価値ある情報
最新の連載一覧
経済・時事
経営・戦略
スキル・キャリア
Diamond Premium 最新記事 無料会員登録すると全文が読めます
- 金融市場異論百出
- 超インフレ国はジンバブエのみ 世界が学んだ「最低限の規律」
- 週刊ダイヤモンド 企業特集
- ユニー 前村哲路社長インタビュー 「現場の自由裁量権を広げ 個店経営のウエートを高める」
- 『社会貢献』を買う人たち
- キレイになって、途上国を支援! 女性の飽くなき「美への探求」が生んだ、一石二鳥のビジネスモデル
- 山崎元のマネー経済の歩き方
- 対等合併の呪
- 野口悠紀雄 未曾有の経済危機を読む
- 総需要の減少をもたらした2つの要因 ──今こそ必要なデフレの経済学(5)

- 岡野工業・岡野代表エッセイ
- “神の手をもつ男”岡野雅行氏が日本の物づくりに「常識を捨て去れ」と喝!

- DOL編集部のツイッターを開始
- 最新記事の話題から編集部の日常まで、24時間つぶやきます。フォローよろしくお願いします。
Business information
この企画について
世界同時不況、先進国市場の成熟化、環境投資負担の三重苦に苦しむ自動車産業。2009年は、淘汰の嵐が吹き荒れそうだ。勝ち残るメーカーの条件とは何か。日米欧大手各社の首脳に聞く。
アクセスランキング
- 1位
- 今週のキーワード 真壁昭夫
- キム・ヨナやサムスンに“脅威論”が噴出 「日本はもう韓国に勝てない」は本当か?
- 3位
- 『週刊ダイヤモンド』特別レポート
- 県が格安で手に入れた茨城空港 「軍民共有化」というカラクリ
- 4位
- ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座
- この閉塞感はどうにもならないのか? 組織の成果を最大化する人事制度とは
- 5位
- 家を買う!妻とのケンカを乗りこえて
- しっかり者の妻が豹変!? マイホーム買い物症候群とは
Recommend 話題の記事
- 山崎元のマルチスコープ
- 官民一体の海外ビジネス受注期待を怪しむ
- ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座
- この閉塞感はどうにもならないのか? 組織の成果を最大化する人事制度とは
- ビジネスモデルの破壊者たち
- 知恵と包丁は使い様!次々と有名シェフを 生み出す料理専門CATV局の躍進
- 今週のキーワード 真壁昭夫
- キム・ヨナやサムスンに“脅威論”が噴出 「日本はもう韓国に勝てない」は本当か?
- 『週刊ダイヤモンド』特別レポート
- 県が格安で手に入れた茨城空港 「軍民共有化」というカラクリ
- SPORTS セカンド・オピニオン
- 大リーグ球団にとっての、日本人選手の価値を考える
- 政局LIVEアナリティクス 上久保誠人
- 参院選がどう転んでも、 政界の「世代交代」加速は止められない
- 野口悠紀雄 未曾有の経済危機を読む
- 総需要の減少をもたらした2つの要因 ──今こそ必要なデフレの経済学(5)
- 今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ
- あなたは保険会社に騙されている!? 「保険見直し」のバイブルが登場

- 【PrimeTime】トップインタビュー
- 「サービス力は人財力と組織力の掛け算」~百瀬次生・日立電子サービス社長

- 【THEProject】プロダクトとサービス最前線
- 現実味帯びる「IFRS」。最新会計基準対応処理システムを低コストで提供
雑誌定期購読のご案内
特大号・特別定価号を含め、1年間(50冊)市価概算34,500円が、定期購読サービスをご利用いただくと25,000円(送料込み)。9,500円、約13冊分お得です。さらに3年購読なら最大49%OFF。
1冊2,000円が、通常3年購読で1,333円(送料込み)。割引率約33%、およそ12冊分もお得です。
特集によっては、品切れも発生します。定期購読なら買い逃しがありません。
年間12冊を定期購読すると、市販価格8,400円が7,150円(税・送料込み)でお得です。お近くに書店がない場合、または売り切れ等による買い逃しがなく、発売日にお手元へ送料無料でお届けします。
※別冊・臨時増刊号は含みません。
偶数月の1日発売(隔月刊)。1年購読(6冊)すると、市販価格 5,880円→4,700円(税・送料込)で、20%の割引!
※別冊・臨時増刊号は含みません。
お知らせ・ご案内
- 会員専用ページ開始のお知らせ
- 7月より一部の記事で、無料会員登録した方だけが全文を読める形に変わりました。詳細はこちらをご覧ください。





