子どもの頃から勉強が得意で、周囲の期待そのままに一流高校、一流大学へと進学した友人もいるだろう。だが、彼らが大人になって成功したかというと、そうとも限らない。むしろ、その他大勢に埋れてしまった人も多いのではないか。筆者によると、知能が高いことが成長の足を引っ張ってしまう5つのパターンがあるという。


 マークは、子どもの頃から頭がよく、クラスでの成績は常にトップクラスだった。キャリアも順調に積んできた。

 だがフェイスブックを見ると、学校の成績はマークのほうが優秀だったのに、いまは彼よりずっと多くを成し遂げている人が目に入る。職場でも、自分を飛び越えて昇進を手にしていく人がいる。「いったい、自分には何が足りないのか」と、時折マークは考え込んでしまう。

 心当たりがある?マークに共感しているのは、あなたかもしれないし、同僚や家族の中に同じようなことで悩んでいる人がいるのかもしれない。

 知能の高さは間違いなく大きな強みではあるが、それがすべてではない。そして、高い知能に恵まれた人が思うような成果を上げられずにいる場合、その足を引っ張っているのはしばしば、その人自身である。

 あなたがもしそんな状況にあるなら、朗報がある。弱点を理解すれば、それを強みに変えることができるのだ。以下に、頭の良い人がとりわけ苦労する5つのポイントを挙げよう。