アルコール以外の成分への
反応を低減

そんな状況の中、正確性、精度の高いアルコール検知器として高い評価を得ている製品がある。中央自動車工業が提供する「ソシアック」シリーズだ。

中央自動車工業のアルコール検知器(例)

安全運転管理に寄与する機器とシステム導入・運用の留意点。業務用が必須! 正しく反応するアルコール検知器の選択を左:SOCIAC NEO (ソシアック・ネオ)
【SC-502】優れた反応速度と精度を高めた日本製電気化学式センサー搭載で精度を徹底追究した高機能タイプ。Bluetooth(R)搭載でスマートフォンに接続可能。パソコンやクラウドとの連動・連携やリアルタイム点呼にも対応する。
右:NEO BLUE (ネオブルー)
【NEB-601】 高性能・小型・センサーユニット方式タイプ。電気化学式センサー搭載。アルコールチェックの結果をクラウドサービスなどで管理可能なBluetooth(R)搭載でスマートフォン、クラウドなどさまざまな機器やシステムと連携できる。

その大きな特徴は、精度に徹底的にこだわって製造していること。アルコール検知器には個人の健康管理などに用いられる比較的安価なものと、事業者のアルコールチェックに耐え得る高精度な機種の2種類がある。

中央自動車工業は、より難度の高い業務用のアルコール検知器を22年にわたって開発・製造してきた実績があり、その知見とノウハウに関しては定評がある。「ソシアック」シリーズは警察の飲酒検問の第一次検査用として使用されている。そのことからも信頼性の高さは明らかだろう。

「ソシアック」シリーズの反応の正確さを決定づけているのは「エイジング」とよばれる生産工程だ。

そもそもアルコール検知器に搭載されるセンサーは、最初の時点では一台一台の反応にバラつきがある。センサーの安定性と能力を高めるために、時間と工数をかけて生産する。それがエイジングだ。

「安価なアルコール検知器の中には、センサーにエイジングを施さずに出荷するものもあるので、反応にバラつきが生じてしまうのです。その点、『ソシアック』シリーズは、呼気に含まれるアルコールをしっかりと検知し、長期的に安定して使用できるので安心です」

ちなみに中央自動車工業では、出荷直前にも厳格な品質チェックを行い、基準を満たさない場合は、不合格としている。

「ほんのわずかでもあやふやな反応があれば、市場には出しません。歩留まりは悪くなりますが、精度の低い製品は絶対に販売しない、という強いこだわりを持って取り組んでいます」

アルコール検知器がきちんと作動し、事業者が法令にのっとった安全運転管理を実践できるようにするため、中央自動車工業はアフターサービスも徹底。専用のコールセンターを設け、機器の修理や交換などの相談を随時受け付けている。