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あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

あなたも「頭の中身が昭和時代」の管理職?
“タダ乗り粘土層”に対する不満の原因と対策

河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長],渡部 幹 [モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]
【第17回】 2010年11月24日
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粘土層オジサン社員は確信犯なのか?
「自分も苦労した」という昔話の罠

 「粘土層タダ乗り社員」を採り上げた前回は、掲載後10日あまりで20万PV(ページ・ビュー)あまりを記録するほどの反響であった。

 今の日本の女性社員が上司たちについて感じている不満を、このコピーが的確に言い表している証拠だと思う。

 では、「粘土層」側にいる人たちは、どれほどそのことに自覚的なのだろうか。

 私は仕事柄、その「粘土層」世代ど真ん中にいる男性社員の話を聞く機会が多い。印象的なのは、それらの層の中に、「自分が粘土層と見られている」という自覚を持っている人は、ほとんどいないことだ。そのことが、ますます部下から白い目で見られる原因となっている。

 なぜ、そうなってしまうのか。今回は粘土層と見られていることに気づかないオジサン社員の言い分を、いくつか聞いてみよう。

 前回述べたように、粘土層の特徴は、「偉そうにしているだけで使えない人」である。そのことを指摘すると、以下のような答えが返ってくる。

 「たしかにそういう上司はいますね。ただ、そういう上司ともきちんとつきあっていかないと。社会人だからね。そういう上司のフォローをどれだけできるかが、ある意味部下の実力でしょう」

 自分は粘土層上司ではないと言いつつ、基本的には部下が何とかするべきという考えだ。

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河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長]

ワトソンワイアットを経て、「人と組織のマネジメント研究所」(株)道(タオ)を設立。ベストセラーとなった『ニワトリを殺すな』をはじめ、『デビルパワー エンジェルパワー』『育ちのヒント』(共に幻冬舎)など著書多数。慶応丸の内シティーキャンパス客員ファカルティー。

渡部 幹(わたべ・もとき)
[モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]

UCLA社会学研究科Ph.Dコース修了。北海道大学助手、京都大学助教、早稲田大学准教授を経て、現職。実験ゲームや進化シミュレーションを用いて制度・文化の生成と変容を社会心理学・大脳生理学分野の視点から研究しており、それらの研究を活かして企業組織にも様々な問題提起を行なう。現在はニューロビジネスという大脳生理学と経営学の融合プロジェクトのディレクターを務めている。代表的な著書に『不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか』(共著、講談社刊)。その他『ソフトローの基礎理論』(有斐閣刊)、『入門・政経経済学方法論』、『フリーライダー あなたの隣のただのり社員』 (共著、講談社)など多数。


あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

いつになったら報われるのか――。熾烈な競争に晒されたビジネスマンは疲れ切っている。そんな彼らに強い負の感情を抱かせるのが、職場で増殖中の「タダ乗り社員」(フリーライダー)だ。タダ乗り社員が増える背景には、企業の制度やカルチャーが変化し、組織に矛盾が生じている側面もある。放っておいてはいけない。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者陣が、タダ乗り社員の実態と彼らへの対処法を徹底解説する。

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