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あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

職場で女性に嫌われるタダ乗り社員たち――。
“粘土層”のオジサンや敵が多い女性は要注意!

河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長],渡部 幹 [モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]
【第16回】 2010年11月10日
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女性キャリアに重くのしかかる
「粘土層」と呼ばれるオジサン社員

 「粘土層」という言葉をご存じだろうか。

 先般、数百名を超える「女性リーダー」と呼ばれる方たちの集いに招かれ、フリーライダーに関する講演会を行なった。その際に、彼女たちから教わった言葉が、この「粘土層」であった。

 粘土層とは、自分たちよりも上のポジションにいる年嵩(としかさ)のオジサンたちで、使えないくせにベターッと粘土のように貼り付いている人たちの総称らしい。

女性の方々の話をうかがうと、この人たちが上に貼り付いているせいで、一定のポジション以上に、女性が昇進する機会が閉ざされているという。重くて隙間がないから、キャリアチャンスを求める女性にとっては、まさに「粘土」である。

 ・粘土なので、風通しが悪く、組織の健全なコミュニケーションの障害になっている。特に中間管理職として存在していると、経営トップと自分たちとの意思疎通の障害になる。

 ・粘土なので、重く、固まっていて、新しいことや挑戦的な取り組みに動こうとしない。スピード経営、企業革新の障害になっている。

 ・粘土なので、見上げれば、鈍い灰色の空の色。この人たちが貼り付いているせいで、希望の青い空が見えてこない。

 オジサンのフリーライダーは、女性社員からおおむねこんな評価をされている。

 世のオジサンたちにはとっては厳しいご意見かもしれないが、女性から見た存在の重さと詰まり感と色感をうまく捉えた、女性らしいセンスのあるコピーだと思った。彼女たちにとっては、まさにこの粘土層が自分たちに重くのしかかる会社の「フリーライダー」なのである。 

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河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長]

ワトソンワイアットを経て、「人と組織のマネジメント研究所」(株)道(タオ)を設立。ベストセラーとなった『ニワトリを殺すな』をはじめ、『デビルパワー エンジェルパワー』『育ちのヒント』(共に幻冬舎)など著書多数。慶応丸の内シティーキャンパス客員ファカルティー。

渡部 幹(わたべ・もとき)
[モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]

UCLA社会学研究科Ph.Dコース修了。北海道大学助手、京都大学助教、早稲田大学准教授を経て、現職。実験ゲームや進化シミュレーションを用いて制度・文化の生成と変容を社会心理学・大脳生理学分野の視点から研究しており、それらの研究を活かして企業組織にも様々な問題提起を行なう。現在はニューロビジネスという大脳生理学と経営学の融合プロジェクトのディレクターを務めている。代表的な著書に『不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか』(共著、講談社刊)。その他『ソフトローの基礎理論』(有斐閣刊)、『入門・政経経済学方法論』、『フリーライダー あなたの隣のただのり社員』 (共著、講談社)など多数。


あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

いつになったら報われるのか――。熾烈な競争に晒されたビジネスマンは疲れ切っている。そんな彼らに強い負の感情を抱かせるのが、職場で増殖中の「タダ乗り社員」(フリーライダー)だ。タダ乗り社員が増える背景には、企業の制度やカルチャーが変化し、組織に矛盾が生じている側面もある。放っておいてはいけない。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者陣が、タダ乗り社員の実態と彼らへの対処法を徹底解説する。

「あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場」

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