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フィンランド人が教えるほんとうのシンプル
【第5回】 2016年9月23日
著者・コラム紹介バックナンバー
モニカ・ルーッコネン

服にお金をかけるのは自信のない証拠

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 この連載は、フィンランドで生まれ育った私が、日本のみなさんに「フィンランドのシンプル」をお伝えするものです。私の最新作『フィンランド人が教えるほんとうのシンプル』(モニカ・ルーッコネン/ダイヤモンド社)より、記事を厳選してお届けします。
 フィンランドの人びとの考え方、生き方、そして少しでもフィンランドの風を感じてもらえたらうれしく思います。
(写真:カタリーナ・ヤルヴィネン)

フィンランド人が服を選ぶときに大切にしていること

 フィンランドのことわざに「みにくい人ほど、きれいな服を着て見せびらかす」というものがあります。

 お祝いごとや教会に行くとき、大切な人に会うときなどには、豪華ないい服を着ることもありますが、こうしたなにか特別な理由がないかぎり、買ったばかりの豪華な服を着ることはまずありません。多くのフィンランド人は「服にお金をかけるのはもったいない」と思っているのです。

 ほかのヨーロッパの人びと、ましてや日本人と比べると、フィンランド人はファッションに対して「堅実」です。服にお金を使いませんし、ファッションへの意識も希薄です。一般的に、シャネルやグッチなどの世界的なブランドにも興味がありません。

モニカ・ルーッコネン Monika Luukkonen 北フィンランドに住む作家・ノンフィクションライター。フィンランドのライフスタイル専門家。1971年フィンランド生まれ。企業のマーケティング担当としてフィンランドと日本を往復したり、日本に滞在した経験をもつ。2000年より翻訳家、作家としての活動をはじめ、現在は「Monika Luukkonen Literary Agency」を経営。フィンランドのシンプルな生き方、考え方を世界に広めるべく、情報発信を続けている。ひとり娘の母。著書に『ふだん着のフィンランド』(グラフィック社)がある。

 服などの「外側のもの」に大金を使う人に対して、多くのフィンランド人は疑問を感じます。「内面を充実させることに気を使っていないのではないか」と思ってしまうのです。着ている服よりも、服を着ている「中の人」のほうが大切。彼や彼女がなにを考えているのか、なにをしているのか。それが重要なのです。

 流行の服で自分の「鎧」をつくらずに、中にいる「自分」を大切にすることのほうが素敵です。まわりにモノがあふれ、たくさんの服に囲まれている人を見ると、「この人は自分に自信がないんじゃないのかな」と思ってしまいます。美しい服で着飾ることによって自分を守っているように見えるのです。

 ファッションを楽しむことを否定するわけではありません。ただ、もし外見ばかりにとらわれているのだとしたら、内面を磨いてみることも考えてみましょう。

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モニカ・ルーッコネン

北フィンランドに住む作家・ノンフィクションライター。フィンランドのライフスタイル専門家。1971年フィンランド生まれ。企業のマーケティング担当としてフィンランドと日本を往復したり、日本に滞在した経験をもつ。2000年より翻訳家、作家としての活動をはじめ、現在は「Monika Luukkonen Literary Agency」を経営。フィンランドのシンプルな生き方、考え方を世界に広めるべく、情報発信を続けている。ひとり娘の母。著書に『ふだん着のフィンランド』(グラフィック社)がある。


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