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シニア世代のツアープロが
飛距離を取り戻すために
取り組んでいることとは?

著者・コラム紹介
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「年だし、飛ばないのは当たり前……」と諦める前に、まだ取るべき道がある。毎年、日本シニアオープンに挑むタケ小山プロに学ぼう。

飛べば飛ぶほど有利なんです

本名・小山武明(タケ小山)
ゴルフ解説者・プロゴルファー。1964年東京都八王子市生まれ。中央大学経済学部産業経済学科卒業。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科トップスポーツマネジメント修了。89年米国フロリダ州オーランドにゴルフプロとして渡米。米加豪亜日カリブの試合に参戦。2000年日本チャレンジツアー参戦を最後に丸5年間ロープの外でゴルフ解説者になるも、07年のシーズンで日本ツアーのロープ内へ復活、日本オープンにも出場した。08年度からは、テレビやラジオなどの解説などで大暴れしている。

 今回の日本シニアオープン(習志野カントリークラブ)は、今まで3回出た中で一番難しかったかなあ。ラフがすごく長かったんで、入ったらもう終わりなんだよね。

 結果はプラヤド・マークセン選手が優勝、2位は鈴木亨選手。2人がなぜ良かったかっていうと、50歳になりたてで、球が飛ぶんですよ。ラフには入ってるんだけど、入ってる位置が他の選手と違う。僕みたいに残り160ヤードのラフに入っちゃっても、7番アイアンとか持てないわけ。9番アイアンで打つから、グリーン周りまでしかボールを運べなくて、アプローチでパーを取っていくってゲームになっちゃうんだよね。

 だけど彼らは持つアイアンの番手が違うんだもん。ラフに入れても120ヤードとかだから、サンドウェッジやピッチングウェッジで打っていける。そういう意味では、今回のシニアオープンは完全に飛ばし屋有利のゲームになっちゃったね。

 僕は、米国で自分が飛ばないって分かってから、ショートゲーム一本で来ました。日本に戻ってきてからも、飛ばしはそんなに必要ないんだ、やっぱショートゲームが大事だっていう理論でやってたけど、去年あたりから「飛ばしもなきゃ駄目だよな」って考えになった。シニアオープンでも痛感したけど、短いクラブでセカンドを打った方が、確実にパーオン率が上がるんだよね。

お金で買える距離=クラブ

 そのためには、シャフトとかヘッドは徹底的にこだわる。距離はお金で買えるから、努力しなくても飛ばしたいっていうんだったら、道具を選べばいい。後はフィッティング。経済的、科学的っていう意味では、フィッティングはやった方がいいですよ、絶対。

 今回、僕のラジオのスポンサーにシャフトメーカーが付いたことによって、シャフトへの興味がぐっと上がったんだよね。それで、そのメーカーのシャフトが12〜13種類あったかな、全部打った。すると、必ず自分に合う1本が出てくるんですよ。一番手っ取り早く飛距離を変えるのは道具だと思うね。

 だって、僕らプロでも2〜3ヤードは間違いなく顕著に出る。アマチュアの方だったら、シャフトだけで5ヤード、うまくはまると10ヤード以上期待できるかもしれない。10ヤードキャリーが伸びたら、まったく違うゴルフになると思うんだよね。

 アマチュアの方だって、潜在的な能力からいうと、ヘッドスピードが秒速45メートルあって、ミート率がMAXの1.5まで行くと、250ヤードぐらい行くんだよ。女子プロの飛距離以上に行けると思うよ、おじさんでも。

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