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認知症3人に1人の時代到来、事件事故激増の深刻

週刊ダイヤモンド2015年2月21日号特集「認知症社会」より

週刊ダイヤモンド編集部
2016年10月26日
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2025年の日本を推計すると、高齢者の3人に1人が認知症あるいは予備軍である軽度認知障害(MCI)になる。認知症の急増はあなたを取り巻く社会にも大きな影響をもたらす。(週刊ダイヤモンド2015年2月21日号特集「認知症社会」より)

 認知症の高齢者(65歳以上)は、団塊の世代が全て75歳以上となる2025年には多い場合で730万人となり、高齢者の5人に1人に上る(下図参照)。2015年の年明けに国が明らかにした推計は、認知症社会の到来を告げた。

 12年時点は462万人で、高齢者の7人に1人だった。有病率は十数年で一気に高まることになる。

 これだけでも十分衝撃的だが、認知症の予備軍である軽度認知障害(MCI)を含めてカウントすれば、もっと厳しい現実が突き付けられる。

 12年の時点では認知症462万人とともに、MCIが400万人いると報告されている。認知症の後ろには、その8割分に上るMCIが控えているのだ。

 25年時点で同じ割合でMCIがいるとすれば、584万人(下図参照)。認知症と足し合わせると1314万人。高齢者の3人に1人に相当する。

 特に糖尿病や高血圧は認知症の大きなリスクファクター。生活習慣病に不安のある中高年は注意が必要だ。

 「アルツハイマー病が増えているのは糖尿病とその予備軍が増加しているから。まず糖尿病にならないようにするのが重要」と清原裕・九州大学教授。糖尿病の有病率増加の影響を受けないと想定して25年の認知症を推計すれば、675万人にまで抑えられる。

 脳血管性認知症については高血圧との関連が強いため、「若いうちから高血圧を早期発見、早期治療すること」が肝要だ。

 もっとも、自分の発症を回避できたところで、あなたの周囲が認知症になっていく。認知症社会を人ごとにすることはできない。

失禁、暴言が繰り返される
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