日本にとって絶対に負けられない
サウジアラビア戦
サッカー日本代表がW杯に出場できるかどうかを左右する大一番が迫ってきた。15日に埼玉スタジアムで行われるサウジアラビア戦だ。
日本が入ったグループBの現在の順位は以下の通り(左から順位、国名とFIFAランク、勝点、得失点差)。
1 サウジアラビア(54) 10 +5
2 オーストラリア(40) 8 +3
3 日本(51) 7 +2
4 UAE(70) 6 -1
5 イラク(113) 3 0
6 タイ(146) 0 -9
この順位表を見ても分かるように、日本はこの試合に勝って勝点3を積み上げ、10にしてサウジアラビアと並んでおきたいところだ。同日にはオーストラリアがアウェーでタイと対戦する。実力的に見てオーストラリアの勝利が濃厚で勝点11。日本が勝っても3位か2位のまま(得失点差による)なのだ。
もし、負けてしまうとどうなるか。同日に行われるUAE-イラク戦でUAEが勝てば勝点9。サウジアラビア=13、オーストラリア=11、UAE=9、日本=7で、4位に転落する可能性があるし、上位2ヵ国に勝点で大差をつけられるのも痛い。
アジア最終予選は12ヵ国を6ヵ国ずつAとBのふたつのグループに分けて行われ、各グループの上位2ヵ国がW杯出場。3位の国がプレーオフを行って、その勝者が中南米カリブ海予選4位の国と大陸間プレーオフを戦い勝者がW杯出場となる。
すんなりとW杯出場を決めるには2位圏内にいることが必須の条件であり、4位に落ちることは許されないのだ。
もちろん、仮にこの試合に負けたとしても出場の可能性が消えるわけではない。最終予選は5ヵ国とホーム&アウェーの10試合を戦う。このサウジアラビア戦は5試合目で折り返し地点に過ぎない。負けたとしても来年行われる5試合を全勝か4勝の快進撃を見せれば、2位以内に食い込むことは可能だ。が、それは相当厳しい。UAE、イラク、サウジアラビアの中東3ヵ国との残り試合は、すべてアウェー戦なのだ。