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農で1200万円!
【第51回】 2016年12月15日
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西田栄喜

「脱サラ農家」が
絶対に重宝する
農機具の裏ワザ

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借金、補助金、農薬、肥料、ロス、大農地、高額機械、宣伝費ぜんぶなし!
しかも、夫婦2人、初期投資は143万円だけ!
なのに、年間売上1200万円、所得(利益)600万円も「幸せに稼いでいる」人物が、石川県能美市にいるという。
東京から金沢まで約2時間半、そこから在来線で30分。そこにそびえ立っていたのは……ビニールハウス4棟、サッカーコートの半分、通常農家の10分の1の耕地面積=たった30アールしかない「日本一小さい専業農家」で、「菜園生活 風来(ふうらい)」代表の西田栄喜氏(48)。
かつてオーストラリア中をオートバイで走っていた西田氏は、元バーテンダー、元ホテル支配人だったという。
いま、風来で「怪現象」が起きている。
それは、2000円の野菜セットに送料2800円(沖縄)出す人もいて、野菜セットは「3週間待ち」というのだ。
日本海を臨む「日本一小さい農家」で、いったい何が起きているのか?
『農で1200万円!――「日本一小さい農家」が明かす「脱サラ農業」はじめの一歩』が発売された著者に、「脱サラ農家」が絶対に重宝する農機具の選び方について語ってもらおう。

絶対後悔しない
3つの農機具とは?

西田栄喜(にした・えいき)
菜園生活「風来」(ふうらい)代表。大学卒業後、バーテンダーとなる。その後、ビジネスホテルチェーンの支配人業を3年間勤務。その後帰郷し、1999年、知識ゼロから起農。小さなビニールハウス4棟、通常農家の10分の1以下の耕地面積である30アールの「日本一小さい専業農家」となる。3万円で購入した農機具などで、50品種以上の野菜を育て、野菜セットや漬物などを直売。生産・加工・販売を夫婦2人でやりながら、3人の子どもたちと暮らす。借金なし、補助金なし、農薬なし、肥料なし、ロスなし、大農地なし、高額機械なし、宣伝費なしなど、“ないないづくし”の戦略で、年間売上1200万円、所得(利益)600万円を達成。基準金額95%未満でも105%超でも反省する「売上基準金額経営」を実践。地域とお客さんとのふれあいを大切に、身の丈サイズで家族みんなが明るく幸せになる農業を行う。著書に『小さい農業で稼ぐコツ』がある【風来HP】
http://www.fuurai.jp/

 畑仕事をやるうえで欠かせないのが、農機具です。
 基本的に絶対必要なのが次の3つです(『農で1200万円!』に実際の写真が掲載されているのでぜひ見てください)。

●平鍬(ひらぐわ)……畑仕事で一番必要なもの。地域によって形が違う

●三本鍬……刈り取った草の回収、根っこごと起こすときなどに使用

●アメリカンレーキ……うねや畑を平らにする

 風来では、小松型平鍬(こまつがたひらぐわ)という平鍬を使っています。

 平鍬は、農家にとってまさに自分の分身。使えば使うほど手になじんできます。

 平鍬だけはいいもの(最低1万円以上のもの)を使いましょう。

平鍬使いが上達すると、農家の稼ぎも上昇するから不思議です。

「小さい農」で重宝する
2つの農機具

 また、「小さい農」をやるのに重宝するのが次の2点です。

●三角ホー……先が鋭い鎌の代わりに、狭いところのうね立てに使う

●配管用スコップ……うねとうねの間の狭いところの溝堀りに使用

 風来では、エンジンつき機械は少ないのですが、その中で一番活躍しているのが管理機のホンダこまめF210(後継機種F220)。
 家庭菜園用で一番売れている機種のひとつでオプションもたくさん出ています。

 うねを立てるときに便利なのが培土器、そしてホンダこまめF210・F220用ニュースターローターDX分割型『農で1200万円!』 に実際の写真が掲載)。

 うねを動かさない風来の畑では、小さくうねとうねの間を耕せるのは重宝します。

 管理機は、ここで紹介した機種に限る必要はありませんが、価格も安く、オプションもたくさん出ていて、修理もすぐに対応してもらえる家庭菜園用のものがおすすめです。

 現在は「農資材専門のネットショップ」もあります。

 安価で家まで運んでもらえるので、風来でも重宝していますが、基本の3つ(平鍬、三本鍬、アメリカンレーキ)は、実際手に取ってなじむものを選んでください。長いつき合いになりますから。

 私の場合、平鍬は農協で、その他のものは、実際手に取れる大型ホームセンターで購入しました。
 ちなみに、メインプレーヤーである管理機(ホンダこまめF210)は、ヤフーオークションで、約3万円で購入しました。

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西田栄喜 

菜園生活「風来」代表。1969年、石川県生まれ。大学卒業後、バーテンダーとなる。オーストラリアへ遊学後、ビジネスホテルチェーンの支配人業を3年間勤務。その後帰郷し、1999年、知識ゼロから起農。小さなビニールハウス4棟、通常農家の10分の1以下の耕地面積である30アールの「日本一小さい専業農家」となる。3万円で購入した農機具などで年間50種類超の野菜を育て、野菜セットや漬物などを直売。SNSなどでお客さんとダイレクトにつながり、栽培・加工・直売・教室を夫婦でやりながら、3人の子どもたちと暮らす。借金なし、補助金なし、農薬なし、肥料なし、ロスなし、大農地なし、高額機械なし、宣伝費なしなど、〝ないないづくし〟の戦略で年間売上1200万円、所得(利益)600万円を達成。前年対比プラス・マイナス5%以内に売上を持っていく「売上基準金額経営」を実践。基準金額の95%未満でも105%超でも反省する。小さいからこそ幸せになれるミニマム主義を実践。地域とお客さんとのふれあいを大切に、身の丈サイズで家族みんなが明るく幸せになる農業を行う。著書に『小さい農業で稼ぐコツ――加工・直売・幸せ家族農業で30a1200万円』がある。多くの新規就農者の相談に乗りながら、全国各地からの講演依頼も多い。


農で1200万円!

◆8/30火曜~12/15まで51回連載。石川県能美市に小さなビニールハウス4棟、通常農家の10分の1の面積30アールの「日本一小さい専業農家」風来(ふうらい)がある。「借金ゼロ、補助金ゼロ、農薬ゼロ、肥料ゼロ、ロスゼロ、大農地ゼロ、高額機械ゼロ、宣伝費ゼロ」、労働力は夫婦2人で売上1200万円、所得(利益)600万円を達成。しかも初期投資は143万円だけ、中古の3万円の農機具がメインプレーヤー。バーテンダー、ホテル支配人を経て、知識ゼロで脱サラ起農した著者。2000円の野菜セットに送料2800円(沖縄)を出すお客も! 夫が無農薬・無肥料の安全な野菜を、妻がシフォンケーキやキムチなどの加工品を担当。SNSで顔が見える関係を構築しつつ、子ども3人を含む家族5人が幸せに稼げる「ミニマム主義」を提唱。 農家と一般人との「農コン」を開催。面白く役に立つ本です!

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