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究極のクルマが欲しいひとには
ジャガーXKSSという手がある

Jaguar XKSS

ニューオリジナル(新しくありながらオリジナルに忠実)とジャガーカーズが呼ぶXKSS

 スポーツカーFタイプなど手がけるジャガーカーズの名声は1950年代と60年代のレース活動でつちかわれた。その立役者たる1台がDタイプXKSS。ルマン24時間耐久レースで優勝したDタイプの公道バージョンとして企画され世界のクルマ好き富裕層に大いなる人気を博した。大のクルマ好きだった米国人俳優のスティーブ・マクイーンもそのひとりで55年型を手にいれた幸運な一人だった。

 “幸運”というのは好調だったXKSSのセールスが、57年の工場火災で中断したからだ。そのため米国に輸出される予定だった9台が焼失し、16台のみが生産されるにとどまった。ジャガーカーズは往年のスポーツカー人気の高まりをかんがみ、失われた9台のXKSSを「ジャガークラシック」でよみがえらせると、さる2016年11月に、クルマ好き富裕層の多く住むロサンジェルスで発表した。

ピーターセン・オートモーティブミュージアム(6060 Wilshire Blvd, Los Angeles, CA 90036)にて

 ニューオリジナル(新しくありながらオリジナルに忠実)とジャガーカーズが呼ぶXKSSは保管されていた図面をもとに忠実に再現するという。

 原型となる鋼管フレームを製作し、それをもとにシャシー構築のためのCAD図面を作成。フレームメーカーとして有名なレイノルズ社と連携しながら、メトリック法ではなく当時のように英国のインチ法を用いて完成させたという。さらにフレームは当時と同様に銅溶接という凝りかた。ボディはやはり当時と同じくマグネシウム合金という。成型もかつて英国で行っていたローリングマシンによる圧延だそうだ。

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