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みんなの就活悲惨日記 石渡嶺司

「一度、無職になったら就職できない」は大ウソ!?
新卒採用と雇用に秘められた誤解と矛盾
――人事・雇用ジャーナリスト 海老原嗣生氏との特別対談【前編】

石渡嶺司 [大学ジャーナリスト]
【第13回】 2011年2月15日
著者・コラム紹介バックナンバー
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よくある光景~いまどきの若いもんは

2011年2月13日
課内での懇親会。今日も課長の説教は止まらない。
「いまどきの若いヤツはさあ」
課長はすぐ僕らのことを説教する。
「君ら若手にはさあ、期待してんのよ。それがね、うちらロートルの顔色ばっかり見ていちゃダメでしょうが」
ものすごく、物わかりのいいことをよく飲み会では言う。そのくせ、普段、あれこれと提案してもすべて難癖つけて却下する。

2013年10月7日
採用チームに配属になってから、半年がたった。今日は×大での学内セミナー。一通り説明した後、質疑応答に移ると
「御社は女性社員を大事にすると言われていました。なのに今日はどうして女性社員の方がいないのですか?女性社員の登用について、本当は女性社員の方にお伺いしたかったです」
なんだ、この痛い女子学生は。自分らが学生のときも、バカ学生だなんだと言われたけど、ここまではバカではなかったと思う。

2020年12月31日
今年は課長補佐に昇進した年。激動の1年だった。特に若手社員の教育係もやったが本当に大変だった。今どきの若い社員はどうも意識が違いすぎ、イライラすることが何度もあった。

2046年2月7日
長年、世話になった会社もあと1ヵ月で定年退職。名残惜しい。それにつけても、今どきの若い社員や課長にはイライラさせられっぱなしだった。このイライラがなくなることだけは待ち遠しい。

2069年4月2日
老人ホームに入って15回目の桜を見ることができた。ここでは古手と呼ばれる身になってしまったが、今後も頑張っていきたい。それにしても、最近の新入りはろくでもない、と言いたくなる。困ったものだ。

※ここまでの話はフィクションです

NHK「日本の、これから」で共演した
海老原嗣生さんとの対談です

 皆さん、こんにちは。札幌出身のくせにしばらく札幌雪祭りを見に行っていなかった石渡です。札幌で講演があり、今年は久々に見ることができるぞと思っていたところ、札幌着は雪祭り最終日の翌日。せっかくなので、崩れた雪像の残骸を見物してきました。あー、なんたるタイミングの悪さ。

 しかし、不運あれば運あり。あのカリスマ人事コンサルタントであり、人事・雇用ジャーナリストの海老原嗣生さんが対談に応じてくれることになりました。今週から2回にわたって海老原嗣生さんとの対談をお送りします。今週は採用の枠組みや行政にできることなど社会人も無関係ではない話を中心お送りします。

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石渡 嶺司 [大学ジャーナリスト]

1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。日用雑貨の営業の派遣社員、編集プロダクションなどを経て2003年に独立。日本全国350校を超える大学を調査、とくに就職活動をめぐって、学生や大学就職課、教職員団体、あるいは高校生向けに積極的な執筆や講演活動を行う。主な著書に『就活のバカヤロー』『最高学府はバカだらけ』(以上、光文社新書)、『ヤバイ就活!』『就活のバカタレ!』(以上、PHP研究所)などがある。


みんなの就活悲惨日記 石渡嶺司

「第二次就職氷河期」といわれる現在。学生、企業、大学、親など、取り巻く関係者すべてに悲壮感が漂っている。こうした悲壮感が漂うなか、彼らの実態とはどのようなものなのか。その様子を時系列で追いながら、誰が就活を悲惨にしているのか、“犯人”を探る。

「みんなの就活悲惨日記 石渡嶺司」

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