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おいしいごはんが食べたいひとには
フランスのストウブという手がある

Staub Japonesque

「ハル・ヤマシタ東京」での試食会に用意されたストウブの「Wa-NABE」は金属的な質感が魅力的

 フランス料理に欠かせない鋳物ホーロー鍋がストウブ。鉄鋼業のさかんなアルザス地方で生まれ、厚い鋳鉄を使うことで肉や野菜をはじめ、あらゆる素材をおいしく調理できることで知られてきた。

 フランスのいわゆる三つ星シェフが愛用することで広まり、いまや世界中のレストランの厨房で見かけるまでに。家庭でもストウブを使う料理好きが増えている。

 ストウブのいいところは料理初心者からプロフェッショナルまであらゆるひとに使える点にある。しかも料理を選ばず、やわらかく火入れが出来る特性を活かして本格的なシチューや煮込みから家庭用カレーソースまで万能だ。しかもステーキがおいしく焼けるグリルパンからモロッコ料理のタジン鍋まで鍋の種類は豊富である。

ストウブは金属的な質感が魅力的


 ごく最近ストウブのラインナップに加わったのが「ジャポネスク」シリーズだ。米を炊くのに深くて肉厚の鍋が向いているところに注目した日本法人の企画による「ラ・ココットde GOHAN」(1万5120円〜)からスタート。

「外国の企画を採用することはめったにない本社が採用してくれました」と発売元のツヴィリングJ.A.ヘンケルスジャパンのアンドリュー・ハンキンソン代表取締役が言うだけあって、へたな自動炊飯器顔負けのおいしさでご飯が炊ける。

「Wa-NABE」(1万9440円〜)による「神戸牛、新和食赤味噌トマトビーフシチュー」

 

 「ジャポネスク」と銘打たれたシリーズに加わったのが「Wa-NABE」(1万9440円〜)だ。「定番ココットより浅く、ブレイザーより深い、絶妙な高さのミディココット」と輸入元では謳う。ちなみにブレイザーとは「浅めの本体とドーム型の蓋は、「炒めて煮込む」調理に最適」と説明される鋳物ホーロー鍋の1タイプ。

 ストウブのジャポネスク・シリーズの実力ぶりに感心している一人がシェフの山下晴幸氏だ。アメリカ、オーストラリア、香港等で料理見聞を広めた山下氏による「モダン和食」を謳うレストラン「ハル・ヤマシタ東京」(東京ミッドタウン)でジャーナリスト向け試食会が2016年11月に開催された。

「ラ・ココットde GOHAN」(1万5120円〜)を使った「鰻とフォアグラのご飯、九条ねぎと高山朝倉山椒」


 洋の東西を問わずおいしさをミックスする腕前で知られる山下氏にジャポネスク・シリーズのよさを訊くと、「日本料理の特徴は火に直接鍋を置くところ。といってもこれまでは大きな鍋ばかりでしたが、(ジャポネスク・シリーズは)コンパクトサイズでそれが可能になったのがすばらしいと思います」と答えてくれた。

 山下氏が「ラ・ココットde Gohan」で手がけたのは、赤味噌の濃厚さとフレッシュなトマトの酸味が従来のビーフシチューを変身させた「神戸牛、新和食赤味噌トマトビーフシチュー」と、「鰻とフォアグラのご飯、九条ねぎと高山朝倉山椒」なる炊き込みご飯。

このようにフタをひっかけるのは上級テクニック


 ビーフシチューはフレッシュな食材の持つ味わいが失われずに仕上がっているのに驚いた。短時間でしっかり火入れが出来るココットのよさを活かした料理だ。いっぽう炊き込みご飯はふっくらさかげんと、食材の香りの凝縮ぶりに感心する出来だった。

ハル・ヤマシタ東京の山下晴幸氏


「家で作るときは鍋にカラーバリエーションもあるのでこのまま食卓に持っていってもいいかんじのおもてなしになるでしょう」とさきのハンキンソン代表取締役は語る。ストウブは男性にも料理の楽しさを味わわせくれるはず。厨房に置いておくだけでもかなりサマになる鍋。厨房が身近になりそうだ。

山下晴幸氏による前菜の数々(右は名物の「神戸牛雲丹巻アブリューガキャビア添え」)

jp.zwilling-shop.com/jp/By-Manufacturer/STAUB/Cast-iron/Japonesque-series/


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