高齢ペットの介護用品を
安価に提供して命を守る

 今、山田社長が重要視している分野は人間同様に高齢化問題である。衣食住医の飼育環境が向上したおかげもあり、ペットの高齢化と介護の問題が顕在化しつつあるのだ。

「今後はペットの高齢化対応の商品にも力を入れていきます。ペティオは、リーディングカンパニーとして介護マーケットを育て、高齢化問題に貢献していきたいと考えます」。それはペティオのブランドコンセプト「かけがえのない、いのちに応える。」の実践である。

「ペット産業はさまざまな商品を通じて飼育文化を創ってきました。今は成熟産業となり、販売ルートが多様化し、価格競争が始まっています。当社はそれにはくみせず、お客さまに当社の商品の使い方や便利さを伝えながら、人とペットの幸せにつなげていける新たな文化を発信してまいります」と山田社長は言葉に力を込める。それがリーディングカンパニーを目指すペティオの、揺るがぬ姿勢なのである。

ペティオの商品はペットのおやつから遊具、ケア用品まで多岐にわたる。総合ペットケアブランドとして外資系が強い総合栄養食(主食)分野の強化も検討しているという